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峠のうどん/上野村 藤屋

若い頃、幕末藩士・河井継之助を描いた『峠』という司馬遼太郎の小説が愛読書だったこともあってか、峠が好きで、田舎に戻りたては近くのいろいろな峠に行った。
ネットで調べては、そそられる峠とかに出かけていたが、その流れで、塩沢峠の「峠のうどん屋・藤屋」を知り、時間ができた時に車で行ったが、その時はすでに閉まっていた。
情報があふれる今とちがい、そのころ(2000年代)は、閉店情報もだれかのブログなどで知るしかなかった。

一昨年、高齢化で閉店していた店を3代目店主が引き継いで復活したとのニュースを、NHK群馬か何かで知って、時間ができた時にフラッと車で行ったけれど、休みだったのか営業していなかった・・・。
で、先日、なんとなくどこかへフラリ出かけたくなって、頭の中に「峠のうどん屋」を思い出したので、行ってみたらやっていた。

店内は意外と広く、平日だったけど、客は男1、作業員風・男4、メニューは「手打ち天ぷらうどん」のみ。
SNS映えしそうな面構えの「手打ち天ぷらうどん」。

普通のツルツル、シコシコ麺だったら、ポツン系・山奥の店まではワザワザ出かけないだろうと思わせるような、不揃いでゴツイ手打ち麺。
アゴが痛くなるようなコシのある噛み応えのある麺と思いきや、すいとんのような柔らかさ。
ただ、汁は自分にはしょっぱく、茹で玉子ではなく生玉子の月見だったら、塩辛さがマイルドになってよかったかな、と思った。
ちょっとした気分転換を兼ねたランチには、ちょうどよい距離なので、またいつかリピートしたい。

Posted in キオクのキロク

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