

いつもは、下仁田ねぎの御歳暮出荷の始まる前の11月下旬に食べに行っていた、隣町の 『手打ち蕎麦・大村』 さんの冬期限定・下仁田ねぎメニュー。
今冬は、シーズン直前に、地域全体、大不作騒ぎで、優雅に食べに行くどころではなく、シーズン終了間近になって、やっと行ってきた。
例年通り、下仁田ねぎタップリの殿様そばと、下仁田ねぎのかき揚げをいただく。
蕎麦はもちろんだが、前日に食べた桐生の人気ラーメン店での、しっぱすぎたスープに比べ、下仁田ねぎから出る甘みでさらにまろやかになったツユが後引くおいしさ。
さらに、下仁田ねぎのかき揚げは今時期の水分の抜けた下仁田ねぎだからか、サクサクのトロトロで濃厚でクリーミー、カミさんとかき揚げを突きながら、「うまっ」 「トロットロ!」 と唸っていたら、家族連れ3人とサラリーマン2人が続けて入店、どちらのテーブルからも、「舞茸の天ぷら」、「舞茸の天ぷら」 と続けざまに耳に入った。
思わず、「下仁田ねぎだろ、そこは」 ボソッと口から出てしまった・・・。
葱の作業疲れが溜まりに溜まっていたからか、うっかり他人の食い物の嗜好にツッコんでしまった・・。(聞こえたかどうかは知らないが)
まあでも、年がら年中食える舞茸より、今しか食えない今が最高においしい下仁田ねぎを頼まないのは、なんともわかってない、もったいないなーと思いながら、殿様そばをすすった。