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曲がりねぎと曲がったくらし

下仁田ねぎ畑 掘り採り

下仁田は、中山間地 (ちゅうさんかんち) にあるため、平野部のような平べったい土地がすくなくて、山の斜面とか傾斜のある畑が多い。
傾斜があると水はけが良いので、里の平らな粘土の畑より病気が出にくいけれど、肥料など養分も土と一緒に雨で下に流されるため、下の方の下仁田ねぎが比較的大きくなることが多い。

それともうひとつ、傾斜ゆえ、曲がりが多くなる。
先日取り上げた (3つ前の記事)、松本一本ねぎは ”曲がり” を売りにしているが (下仁田は、夏に掘り起こし植えなおすことで根にストレスをあたえるが、松本の場合は斜めに植え、白根が起き上がって曲がるストレスがネギを甘くすると言われているとのこと)、下仁田の場合は、贈答品のため、曲がりはアウト、ひどいものはB品扱いになる。

下仁田ねぎ畑 掘り採り

少し曲がっている下仁田ねぎ

さて、曲がりと言えば、他人から見て自分は、昔からヘソ曲がりの部類に入る (分類される) ような人間だが、それは単に、皆と一緒、皆に調子を合わせるのが苦手というか苦痛に感じるところがあるからで、別にヘソを曲げているわけではない。
曲げているどころか、むしろ、意見や批判は裏表なくストレートにぶつける方だったから、あちこちに敵もできた。

自分の性質による、自分で蒔いた種で、むずかしい田舎暮らしがよりむずかしい状況になっているから、ここ数年は押し黙ってアンダーグラウンドで生きている。ビバ!

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Posted in 低頓の下仁田暮らし

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