東京にいた頃、牛丼は松屋だった (松屋の場合は牛めしだけど) 。
若い頃は、その安さに (味噌汁付きで、290円~330円くらいだった)、30代の頃になると、何喰おうか悩むのが面倒で、牛定 (牛焼肉定食) ばかり食べていたようなときがあった。
実家の老父は、牛肉は食わないが牛丼は好きという男で、以前は隣町の 「すき家」 まで出かけてテイクアウトしてきたが、最近は高齢による遠出の運転やタッチパネル注文などでハードルが上がり、口にしていないようだった。
で、老母を隣町の病院に連れて行ったカミさんに、帰りに 「すき家」 でテイクアウトを、実家分も合わせて頼んだ。(田舎なので、すき家しかない)
何にする? とカミさんに言われ、「すき家」 のメニューを PC で見ながら、「ネギ玉牛丼」 にした。
やっぱり下仁田ねぎ農家だから、メニューに 「ネギ」 の字があれば、それを頼むことにしている。
というか、食い物でアレコレ悩むのは面倒なので、自分で決めごとをしていれば、無駄な時間を省ける。
(が、カミさんはいつもダラダラ決められず、毎回、イライラすることになる)
さて、ネギ玉牛丼、やはり濃い味付けで自分にはちょっとしょっぱかった (夏場だからOKだけど)。
ネギは見た目と違い、青臭さがない。悪く言えば、ネギは味がなかった。
食感だけ。でも嫌な感じの硬さもないので、食べやすく、思いのほかイケた。