普通の冬なら、12月のクリスマス寒波あたりから、一気に葉っぱが枯れこんで、年明けは新芽と葉っぱ一枚くらいになるのだが、今冬は暖冬だから、年が明けても青葉がある。
個人的に、画像のような葉っぱの枚数が多い下仁田ネギが、たくさん光合成するから好きだったが、暖冬とはいえ、いまだ青々しているのを見ると、ちょっと違うような気がしてきた。
先月にこのブログで書いたが、利根太系の要素が入り込んでるようで、弱冠、硬い葱のように思えてきたのだ。
葉っぱの枚数が多く、年明けでも青々している葱より、画像のように葉が少なくても一枚あたりが大きくプックリふくれている葱の方が、食べてみて柔らかいような気がしてきた。
やはり下仁田ねぎは、年が明ければ潔く葉っぱが枯れないと、本場の下仁田らしくない。(葉が枯れることで、養分が白根に降りてきて蓄えられる状態。味が濃くなる)
おいしい下仁田ねぎとは、甘さではなく柔らかさ、本場の下仁田ねぎは春と夏に2回植え替えしているからこそ、やわらかくておいしい、と言われる。
だから、硬いのはアウト、糖度よりも硬いかトロけるかの方が重要で、春夏2回の植え替え時の選別基準も、ことしはその点も加味しなければ。
スジっぽさが残るような下仁田ねぎは二流だ。