山の上の下仁田ねぎ畑に通ずる農道の路肩に、木が転がっていた。《画像1枚目》
山を削った際、崖崩れ防止の擁壁の水抜き穴にちゃっかり根を下ろして、けっこうな木になっていたやつだった。《画像2枚目》
横矢印の穴から生えていた。
縦矢印の先の穴にもそれぞれ木が生えている。
わかりづらいけど、青矢印の先が穴の根で、穴に入っていた根の下の方も斜面に沿って根が伸びている。(黄色矢印)
想像するに、コヤツは擁壁の水抜け穴という生存競争のないところに根を付けたという目の付け所は良かった。
崖という厳しい環境にも打ち勝って、10年ほどでそこそこの樹木になった。
地上部分は大きく重くなったけど、それを支える根が狭い穴の中で広く張れず、落下、ということか・・・。
自分もこの地 (下仁田) に根を下ろしたが、根回し上手の世渡り上手ではないから、根が張れていない・・。
いずれ自分も――。
このところ、下仁田の人間関係 (前回の記事の人とは別)、下仁田暮らしが厭厭モードになっているから、どうしても自分と重ねてしまう・・・。