去年の暮れ、畑で下仁田ねぎ掘りをしていたところ、葉先に黒いものが・・・。
ん・・? なんだ・・?
ハチのでかいのが刺さってた。
一瞬、自決? とか思ったけど、そんなわけはなく、冷静に考えたら、モズのはやにえ(早贄)だろう・・・。
※モズが捕えた獲物を樹木のとがった枝や有刺鉄線のトゲなど鋭利な物に突き刺しておく習性。
以前にも、畑の境界に植えられている桑の木の枝先に、バッタやカエルが串刺しになっているのを見ている。
生き物があちこち串刺しにされているのを思いだしたら、むかし観た何かの映画の残像だろうか、人間の死体があちこちの木にぶら下がっている絵のような映像のようなものが頭に浮かんできて、グロい気分になった・・・。
画像は、すごく昔、畑で撮ったモズ。
モズは、百舌鳥と書く。二枚舌ならぬ百枚とは・・・。
田舎で四方八方に愛嬌をふりまく百枚舌の人間とちがい、モズはたいてい一羽で尾っぽをピンピン上下させ、エモノを狙っている。
残酷なやつだけど、群れるスズメやカラスより、自分に近い気がする。
モズ視点にたてば、畑のあちこちにごちそうが置いてあることになる。
畑のあちこちに、うな重やら鴨ネギ蕎麦やら天津飯などのごちそうが刺さっていたら・・・、そう考えると、わるくない。