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下仁田ねぎ・夏の植え替え日誌 ~ その18/18植えろ

 

夏の植え替えは、前の年の秋に種を蒔き、発芽・成長した苗を春に仮植し (苗畑から別の畑へ1回目の植え替え)、大きくなった若ネギを成長に合わせて株間・作間を広げて植え替える作業ですが、7月8月の盛夏になると土中の気温も高温になり、冷涼性野菜の下仁田ねぎは成長を止めて休眠し、そのまま老化してしまうものも出てきます。
ですので、休眠/老化防止のため、掘り起こし植えなおすことで、根に活を入れ、成長を施すわけです。 

また、発芽から8~9か月も経っているので、普通の野菜なら立派な大人で、L サイズくらいなものもたくさんでますが、大きいのは大抵グズグズ、中身が伴わない柔らかいのが多く (上画像:この部分が柔らかいのは、植え替えても新しい根が張る前に倒れてしまいます)、植えなおしても倒れて腐ってしまうため、20歳の成人ネギより、伸び盛りの18歳くらいのネギの方が勢いがあり、しっかりしてて倒れないことから、「18植えろ」 と言われています。

 

※以前のブログ (下仁田ねぎ・夏の植え替え日誌 ~ その14 / 株間と作間、移植とネギ山) で、「選別は小より大」 と書きましたが、盛夏になると雷雨などの降雨でネギが大きく悪くなるので、その 「大」 をさらに分けて 20よりも18 ということです。

 

ちなみに、16歳とかそれ以下ではどうか? といわれれば、あまり小さいのは植え替えに耐えられる体力がないというか、植え替えすると水分が飛んで小さくなるのですが (あたらしい根が張り出すとまた成長を始めます)、16植えると下手したら12歳とか10歳くらいになったり、遺伝子的に成長しても S~Mサイズくらいしかならないことが多いです。

 

下画像;

真ん中の新芽 (一番あたらしい葉) がネジレているネギは、急激に大きくなったものと思われますが、葉っぱのネジレた隙間から雨水が入りこみ、腐って倒れてしまうことがあるので、捨てます。

 

 

 

 

 

 

 

Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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