夏の植え替えは、春に仮植えした苗が成長して畑が窮屈になったところで、ネギを掘り起こし、株間 (ネギとネギの間) と作間 (列の間) を成長に合わせて広げる作業で、春の仮植 (かしょく) に対し、本植 (ほんしょく) と呼ばれています。
(春の仮植えは、苗同士を競わせるため、間隔を狭く植えますが、植えっぱなしの農家は始めから幅広で植えます)
上画像、春の仮植えは12穴ですが、夏の植え替えではピンも太く大きなって8穴に替えます。
作も、トラクターのロータリーひと起こし分、春は4作入りますが、夏は作間が広がるため2作になります。
単純計算でも4作分を2作にするので、植えられない若ネギがたくさん出るわけですが、そのために空きスペースを作ったり (下記リンク先・参照)、他の畑に移植したり、畑の隅に捨ててネギ山にしたりします。
春は保険もかねて多めに植え、夏に大量に捨てることになりますが、その際の選別は、大小なら大、縦横なら横、を選択します。
上画像3枚、左側が植える若ネギ、右側の横ではなく縦に長いのは捨てるネギ。
※本場で、葉っぱが長くツンツンしたようなネギが畑にあると、みっともないので、いくら太くて立派てもなるべく捨てるようにします。
ことしは苗の成長が良いので、移植もネギ山もタップリで、植え替えに時間がかかっています。