先日、お袋を群馬県北部みなかみ町にある温泉病院へ定期健診のため、連れていく。
めずらしく早く終わった診察後は、「ピザが食べたい」 というお袋のリクエストで、みなかみ町の温泉街にある窯焼きピザ専門店 「ラ・ビエール」 というところへ。
みなかみ温泉街は道が狭く、ワゴン車だと対向車が来たとき面倒なので、町営の大型駐車場に止めて閑散とした通りをすこし歩く。
11時をすこし回った時間に着いたが、けっこう人が入っていて意外な感じがした。
が、考えてみればここは温泉地、おそらくホテル・旅館をチェックアウトした旅行客が帰りがけ寄っているようだった。
お袋とカミさん、わたしの3人だったので、2枚か3枚か迷ったが、食べきれない分はテイクアウトにしてもらうことで、
・【ラ・ビエール】 という店名のついた、地元の舞茸などを使ったオリジナルきのこのピザ
・生ハム好きのカミさん用に、地元の有名肉屋 「育風堂」 のハモンみなかみという生ハムを使った 【ハモンみなかみとルッコラのピッツァ】
・春の期間限定ピザの 【ふきのとう味噌と長ねぎのピザ】
最後の一枚は、下仁田ねぎ農家なので、職業柄、ネギと書いてありゃ、頼まざるを得ない。
長ネギは、ジャギジャギした食感だけで、辛味や味はとくにナシ。
ふきのとう味噌の苦みとチーズの相性はわるくなく、もっちりのナポリ・ピッツア生地にも合っていた。
3種類食べて中では、ネギびいきナシで一番、おいしく感じた。
さて、町営の駐車場からピザ屋まで、行きと帰りに温泉街を歩いて感じたのは、平日とはいえ春休みのお昼時に、下仁田と同じくらい人の少なさ。
水上といえば、登山/ロッククライミングの谷川岳、スキー、利根川源流を生かした急流下り/ラフティングなどレジャーの宝庫だし、温泉だって、個人的に行ってよかった温泉上位の法師温泉・長寿館をはじめ、渓流沿いに点在する大露天風呂で有名な宝川温泉、赤谷湖畔の猿ヶ京温泉などや人気の温泉宿がいくつもある。
映えスポットも残雪絶景の 「谷川・一ノ倉沢」 やユーチューバーにも人気の日本一のモグラ駅である 「土合駅」、関東の水がめ所でダムマニアも喜ぶロックフィル式の奈良俣ダムもある。
アピールの切り口がいくつもあるのに、中心街の寂れてる感がやるせなく、あとを引く。
さいきんテレビの旅番組でよく目にする他の群馬の温泉地のように、シンボリックなものがひとつドーンとある方が、テレビ的にわかりやすいのかな・・・。
草津における湯畑、伊香保の階段、四万温泉の積善館 (千と千尋のモデル) とかみたいな。
「ネギメモ」 だから、明るい食レポ記事を書くつもりが、ちょっとずつ書いていたら、あらぬ方向に行ってしまった・・・。