大阪へは、これまた京都と同じく、4年前の2018年に道頓堀「はり重」さんで開催された第二十九回 「すきや連」 例会以来。
カミさんは「USJ」に行きたがっていたが、若い一般人が好むような場所に、田舎の中高年夫婦がどのツラ下げて行ったらいいのかまったくわからなかったので、却下した。
旅の直前まで葱で忙しかったから、大阪は3日目のメイン以外ほぼノープラン、食の都だから見るより食い倒れでいいだろうとアバウトでゆるく決めてたが、1日目の京都の夜に食い過ぎて腹がゆるくなって、大阪で食う前にすでに食い倒れ状態。
2日前に予約したホテル (JR難波駅に隣接した『ホテルモントレ グラスミア大阪』 というところ。全国旅行支援/大阪いらっしゃいキャンペーンで、最上階の33階の部屋がウソみたいに格安だった)で、しばし休み、持参した正露丸飲んでいくらか持ち直して、551蓬莱の豚まん、堂島ロール、串カツ数種、たこ焼き、お好み焼きなど、大阪行って食わなかったらアホと呼ばれないよう、しっかり食うたった(えせ関西弁)
で、ホテル自慢の夜景など楽しむことなく、倒れるようにすぐ寝た。
3日目は天気も晴れ、今回のメインである、太陽の塔へ。
昔から岡本太郎ファンというわけではなく、東京時代の古い友人の影響で徐々に作品を知るようになり、気づけば南青山の記念館に行ったり、本を読んだりして、好むようになった。
で、今回の旅の目的のひとつは、下仁田ねぎの収穫・繁忙期前に、太陽の塔という岡本太郎云うところの ”べらぼうなもの” に間近で対峙し、パワーをもらいに行くことだった。
雨でも (当初、予報は雨だった) そのデカさを目の当たりにして、自分自身のちっぽけさを確認できれば良いと思っていた。
が、雨上がりの空の青さの中にそびえたつ、太陽の塔の曲線の美しさ、バランスの妙に、USJに行った若い一般人のようにテンションが上がってしまった。
どの方向・角度から見ても見入ってしまう。永遠に観ていられるオリジナルな存在感。本物の持つ力強さ。
自分も下仁田ねぎの作り手として ”本物” を作らねば、と改めて思った。
●正面:黄金の顔と太陽の顔
●高さ: 約70メートル
●赤いイナズマ模様
●黒い太陽
●地底の太陽
●太陽の塔の内部~生命の樹
●小学生の団体観覧でにぎやか。
●ミュージアムショップで、太陽の塔グッズは買わなかった。
つづく。