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京都/大阪・旅行2022秋~1日目+2日目:京都

 

農家という土地に根を下ろして(言い方を変えると土地に縛られて)生活していると、考え方が(深くはなるが)狭く 固くなる。
なので、外国とか価値観・文化の違う場所に行って、自分の価値観を崩してみたかったが、田舎住みだと成田に行くのもひと苦労。

ということで、葱で忙しくなる前の旅行は、手っ取り早く (関東とは) 習慣や言葉がちょっと違う関西 (京阪) に行くことにした。

 

まずは、インバウンドで混み混みになる前に京都へ。
泊まりでの京都は、三嶋亭での 『すきや連』 以来 (その2日後か3日後に東日本大震災) だから、11年ぶり。

で、今回の日程、予報は雨。なので雨でも良さそうで、行ったことがない寺などいくつかピックアップした。

 

まずは、10円玉でお馴染みの平等院鳳凰堂。
この歳になって、というか人がスカスカの田舎住みになって、世の中は決して ”平等” ではなく、アンフェアなものだということをいろいろな面で思い知らされた。
だから雨の平等院で何か感じることがあるだろうかとちょっと期待してたが、予報はズレて晴れに。

しかも真夏のような晴れで、暑くて何かを感じられるどころではなく、肝心の鳳凰堂も、柱など朱赤で荘厳なイメージがあったが、平成の大改修で茶色っぽくになり、なんとなく作り物っぽい。

「美」 はあるけど風雨に耐えてきた歴史の重みが感じられず、天気同様、期待も外れた。

 

平等院鳳凰堂

平等院鳳凰堂

平等院鳳凰堂

 

抹茶

 

いい意味で裏切られたのは、院内・茶房でいただいた抹茶。
抹茶好きというわけでもないので、期待もしてなかったが、さすが本場・宇治だけあってとっても味わい深く、口に広がる渋みも後味の余韻がとてもよかった。

 

(参道で食べた抹茶アイスも、カカオ100%のチョコレートのような濃さで、さすがの本場)

 

続いて同じ路線で行ける、東福寺へ。
(東福寺の通天橋は一度行ってみたかった)

 

東福寺

東福寺

 

紅葉の名所でまだ色づく前だが、かえって空いてて、むしろそれを狙った。
通天橋は、思ってたよりも短くてあっけなかったが、特別公開されていた国宝の三門 (知らなかった) についでだから登ってみたら、内部の仏像に圧倒され、楼上からの景色 (大屋根越しの京都市南部) にウットリするほど見惚れ、ずっと眺めていたかった (三門は撮影禁止だったので、目に焼き付けた)。

東福寺

東福寺

東福寺

 

ついでのついでで、割合ちかくに位置する伏見稲荷へも、時間的には行けたが、くたびれて足が動かず、京都駅近くに取ったホテル (ロイヤルツインホテル京都。駅近でわかりやすく、値段も手頃。部屋は狭かったが、大浴場は最高) に直行した。

 

京都タワー

 

2日目は予報通り、雨。
前日の歩き疲れ&食べ過ぎによる胃腸不良で京都観光は、ちかくの二条城だけにする。(食べもの関連は、後日、まとめて書きます)

 

二条城

二条城

二条城

 

国宝・二の丸御殿内を観覧中、腹の具合がだんだん怪しくなり、観覧コースを半分ほど周ったあたりから、いよいよヤバくなり、まさか世界遺産の二条城・二の丸御殿でお漏らしするわけにはいかない。トイレは?と思ったが、御殿内に厠 (トイレ) があるはずもなく、カミさんに 「すまん、便所行く、ゆっくり観といてくれ」 と告げ、猛スピードの早歩きで観覧客を追い越して出口に向かい、受付のおねえさんに一番近いトイレを聞いて直行、なんとか国宝&世界遺産を汚すことは免れた。

そんなこんなで、城内の美しい庭園を優雅に眺める気力が失せ、そそくさと大阪に向かう。

 

つづく。

Posted in キオクのキロク

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