2~3年前から、虫 (青虫、ヨトウムシ、毛虫、シャクトリ虫など) に葱の葉っぱを食べられる ”食害” がひどくなっていた。
(画像、虫に食われてボロボロの葉の下仁田ねぎ)
例年、9月中旬くらいから10月の秋に大量発生していたのが、ことしは8月の夏から大量発生して、雑草と虫の対応に追われ続けヘトヘト。
というのも、ほとんどの農家が複数回、葉っぱに消毒して対応している中、手で虫をつぶしていた。
(べつに、若い ”ホヤホヤ ”農家のような 「無農薬」 アピールではなく、単にめんどうなだけだったが、潰しても潰してもキリがないので、今年初めて農薬散布してみたが、あまり効果がなく、また手で潰した)
デカい奴や小さい奴が、葉先、葉っぱの外側・内側にいて、それをプチプチ(気泡緩衝材)のように片っぱしから潰してゆく。
何千何万と潰した気がする。
下仁田ねぎの葉の虫 (青虫、ヨトウムシ、毛虫、シャクトリ虫など) 潰し最多ランキングなるものがあれば、たぶん1位だ。
でないとしても、ベスト3は間違いない。
それくらい、そしてウンザリするほど潰してる。夢の中にも出てきて、延々潰している。
残酷なように思われるかも知れないが、潰しても潰してもキリがないほど次から次へと発生するので、そういった憐みの気持ちは自動的に失せてゆく。
というより、気持ちは葱の方にあるので、葉っぱの中の虫を潰すため、葉をもぐのだが、葱の腕をちぎってしまったようで痛ましく思う。
だから、あちこち食われてボロボロの葉にした張本人には、このヤロウ!という気持ちで潰すが、返り血のように奴らの中身を浴びることなる。ちょうどミニトマトをプチっと潰してピュッと出た中身を浴びるように。
顔にもしょっちゅう浴びる。顔にあたると冷たいし、眼鏡に飛ぶと薄緑の斑点になるし、唇や口元に飛ぶこともある。
一瞬、ウェ~ってなるが、考えてみれば、葱を食っているのだから、中身は葱、そう思えばなんてことはない。
Tシャツにも飛ぶ。洗濯しているカミさんにTシャツに付いてるシミの原因を教えてやったら、えっーーーっと絶句してたが、ほぼ葱だから、と言ったら、納得したのか静かになった。
そんな飛び散る中身より、実を言うと、葉の中の水分と奴らの中身で、手袋がビチョビチョなる方がキツイ。
なんでかわからないが、グチョグチョの手袋での作業はとっても不快で気分が滅入るのだ。