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下仁田ねぎ・夏の植え替え日誌 ~ その8、空調服

 

6月のある日。
実家、作業場に空調服 (ベストタイプ) の一式セット (充電器、ファン付き) が置いてあった。
お袋に聞いたら、建設関係の仕事を営んでいる従兄弟の兄貴が 「夏の植え替えは暑くてたいへんだろうから親父に」 と持ってきたが、親父は着るどころか、手に取ることもしないという。

そういえば、去年の夏、地域の河川清掃で、空調服を着た従兄弟の兄貴が、「これは涼しくっていいよ。堪えられねえよ」 と言っていたら、親父は 「そんなものはオモチャだ」 と鼻で笑うように返していたのを思いだした。

せっかくの好意を無駄にするのももったいないから、じゃあ俺が着るかな、ともらった。

説明書を読むのが面倒だったが、充電したのち、推奨の風量2 (4段階ある) にして着てみた。
猛暑日に、通気のないナイロンの服を羽織った瞬間、背中が灼熱地獄になったが、すぐさまスイッチを入れて常温に下げた。
そのまま試運転的に2時間ほど植え替え作業し、水分補給のためすこし休憩しようと、ナイロンの空調ベストを脱いだとき、外の風が爽快で気持ちよく、着ていた時の内側からの風に勝った(まさった)。

う~む、微妙・・・。

 

その日はそれっきり着なかったが、充電した分を使わないのはもったいない。
何日かたって風量を 「3」 にしたら、まあまあ涼しく、午後の一番暑い数時間を着て作業した。
次の日は、風量をMAXの 「4」 にしたら、そこそこいい感じなって、そのまま着続けてたら、充電が切れた・・。

まあ暑さには慣れてるし、暑いときは空調服を着てても暑いし、暑いときに余分に一枚着るというひと手間も面倒だったが、気分転換に着ていたら、単調なくり返し仕事のアクセントになって (ファンの音がいい)、次第に着る時間が増えていって、着ることに慣れたら、着ないとヤル気スイッチが入らないような具合になった。

ちょっと前まで、無くても困らなかったモノに、仕事を左右されるのはどうかと思いつつ、きょうも空調ベストを来て植え替えをした。

 

 

Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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2件のコメント

  1. 三沢のヒロ君

    SECRET: 0
    PASS:
    私も空調服着て手放せません。
    今日も草刈機を振り回してましたが、空調服のお陰で汗だく💦にはならずに4ヶ所刈り終えましたよ。
    ハウスの中で脇芽を欠きなんて地獄でしたが、これを着たら楽ですもんね。

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