夏の植え替え(2回目の本植え替え)が始まると、のほほんとブログなど書いている時間、というより気力が無くなってくるので、まだ比較的体力気力に余裕がある序盤に、いろいろ書いておこうと思う。
夏の植え替えは、本植え替えで、春に仮植え替え(1回目の植え替え)した苗を掘り起こして、再び植えなおす作業だけれど(夏の2回目の植え替えが定植になります)、ひとつ前の記事で説明した通り、夏の植え替えで株幅・作幅が広がります。
春は、トラクターのロータリー幅に4作でしたが(小さいうちはたくさん植えて競わせます)、葱苗が大きく成長した夏には定植幅の2作になります。
(前回記事内の画像参照)
4作分が2作に、つまり、春に仮植えした葱苗の半分以上(株間も広がるので)が、選別落ちになります。
(春は春で、苗床から大量に掘り起こした中から選りすぐりの苗を植えておりますが、自家採種/在来種特有の、環境によっていろいろな葱に育ち、こんなの植えた覚えはないような葱も出てきます)
植えられない/植えない大量のネギは、雑草とともに畑の脇に山積みに捨てておきます。
捨てるにはもったいない葱が大量にある場合は、空いている畑に持って行って植えたりします。(比較的体力や時間の余裕があるとき)
なので、葱が良く育ちすぎると、選別や移植で時間を取られ、作業がサクサク進みません。
※なお、下仁田ねぎは冷涼性野菜のため、温度が上がれば上がるほど悪くなって行くので、真夏になるほど、良い葱/ダメな葱のジャッジがしやすくなります。
夏の本植え替えは、夏の温度で悪くなった葱に ”活” を入れ、蘇らせる作業です。