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「きびしさ下仁田ねぎ」

 

サルではないが、バナナは食うようにしている。
が、食うのは季節限定、春秋だけで、味の悪くなる夏と冬は食わないし、買わない。

――で、「やさしさバナナ」 という なんだかわからないバナナの箱をながめている。

味が 「やさしい」 のか (その場合、パンチがないことの裏返しだ)、栽培が環境に 「やさしい」 のか (地球にやさしいっていう言葉はちょっと使いたくない)、財布に 「やさしい」 のか (テレビの激安特集はウンザリだ)、サッパリわからない。

そもそも、「やさしい」 ではなく、「やさしさ」 だ。
やさしさって言ったら、ダウンタウン松本の 「やさしさライセンス」 だが (ここでは省く)、バナナの 「やさしさ」 って何だ?

自分もバナナと同じように食べ物である下仁田ねぎを作っているが、『やさしさ下仁田ねぎ』 なんて、微塵も考えられない。
伝統栽培で、それこそ死に物狂いで作っているため、ハードな言葉しか出てこない。

だから、やわなバナナのことなど、どうでもいいんだけれど、書きだした以上、謎は自分なりに解いておく必要もある。

「やさしさバナナ」 の横に、女子系飲み物 「なっちゃん」 のような ”おひさま” のイラストがある。

――で、わかった。

「やさしさバナナ」 とは、女子受け狙いバナナではないか。
優しさという漢字ではなく、平仮名なところとかも、女子受け狙いバナナだな。

さて、自分の場合は、『やさしさ下仁田ねぎ』 ではなく、『厳しさ下仁田ねぎ』 になることはさっき書いたが、その場合、誰狙いになるのか? ターゲットは・・・?

『厳しさ下仁田ねぎ』 のイメージで、Mっ気のあるオッサンとか頑固オヤジとかだったら、ちょっと悲しい気がする・・・・。
 

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Posted in 心中のつぶやき

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