たとえば、道の駅の下仁田ねぎ直売所に納品するため、ねぎを運んでいると、ちかくにいる素人の方が、「おっ、新鮮なのが来たよ」 と好き勝手に言って、「採れたて?」 と聞いてくることが多い。
「いや、昨日掘ったやつですよ」 と答えると、本場の下仁田ねぎを知らない人は、「あらそう・・」 と残念な顔をする。
下仁田ねぎは、”生” の掘りたてだと、葉っぱがパリパリでちょっとのことで割れてしまう。 画像1枚目。
雨後のときなどは葉っぱの中に水分が入っているから、そのまま箱詰めしようものなら、葉っぱが破れ流れ出たトロミのある水でびしょびしょになる。
だから、風乾 (ふうかん) という作業がある。
掘り上げた下仁田ねぎを畑にならべ、日中、天日にさらして干しておく。
そうすることで、根が乾き、葉っぱの中の水分が飛んで葉が柔らかくなる。
ということで、下仁田ねぎの収穫を写真で順に (11月時) 。
2枚目; 午前中、トラクターで根を切り、一本一本手で引き抜き、畑にならべる。
3枚目; 日中、風乾
4枚目; 午後、コンテナに詰めて回収。
5枚目; 軽トラに積み込む
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