カマキリの卵がくっついた下仁田ねぎ。
カマキリは産みっぱなしだ。
カマキリにはカマキリの事情があるのかもしれない。
下仁田ネギにも植えっぱなしがある。
4~6月に一度ネギ苗を植え、その後二回目の夏の植え替えをせず、そのまま植えっぱなしで収穫する省力栽培の下仁田ネギだ。
現在、市場に出ているほとんどが植えっぱなしの下仁田ネギだ。
下仁田ねぎの本場である、下仁田町馬山地区で植えっぱなしだと、下仁田葱を語る資格がないほど格下になり、蔑称である 「富岡ネギ」 と言われたりする。
ここ数年、夏の植え替え時に身体の関節 (去年は右肩、今年は右くるぶし) を負傷した。
身体に不安をかかえながらの作業をし、痛みが鎮まらぬまま収穫繁忙期になり、たくさんの注文より無事繁忙期を乗り切れれば・・、と去年同様、祈る気持ちでいる。
伝統栽培をいつまで続けられるか・・・、身体にやさしい ”植えっぱなしの下仁田ネギ” にして格下になり下がるか・・・。
先のことを考えると、関節よりも頭が痛くなるが、いずれにせよ、わたしの身体の事情で進むことになるのはまちがいない。
※ちなみに、卵は卵でもカマキリではなく、鶏の卵と下仁田ねぎはよく合う。下仁田ねぎ入りの玉子焼きは簡単でおいしい!
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