梅雨時期は、身体は休めるが、気が揉める。
というのも、梅雨時期は畑の雑草が一気に伸びて、あっという間に (下仁田) ネギを覆うくらいになってしまうのだ。
草だらけになってしまうと、畑が蒸れてしまい、過湿に弱いネギは草に負けてダメになってしまう。
雨が止んでるときに草をむしれば良いのだけれど、むかるんだ粘土質の畑は土が粘って作業が困難だし、それよりなにより、雨上がりの水分を含んだ畑で作業すると、粘土質が踏み固まってしまい、それが乾いたときにはガチガチに硬くなって、その後の作業が絶望的に大変になる。
去年の梅雨時期はたまらず泥まみれになりながら一心不乱に草をむしったが、その後の夏の植え替え (2回目の植え替え。春に植え替えたネギ苗を掘り起こして、もう一度植えなおす伝統の作業。本植) のとき、土が硬くて硬くてネギを掘り起こす農具 (フォーク) が刺さらず、酷暑の中、足裏が腫れあがるくらい手こずり、泣きたくなるほどしんどかった。
(おまけに去年は草除去に追われ、肩の筋を痛めて炎症を起こしたり)
なので、ことしは元肥を抑えたり、草対策に例年以上に神経を使ってきたが、やっぱり梅雨時期には草畑になってしまい、なんだか天罰でも受けているかのようで気が滅入る。
(なるべく農薬を抑えながら、作付を多くしているので、ひとりでは手が回らず、どうしても後手後手に)
まあ、草自体は去年より幾分抑えられているので、前年より進歩したが、ことしは苗が良くなく、小さい成長の遅い苗を植えたため、成長の早い雑草に負けてしまって、結局、むしり取ることに――。
とまあ、梅雨時期の悶々とした気持ちでも書こうと思ったら、関東甲信の梅雨明けの発表があった。
明日からは、植え替え再開、本格的な植え替えシーズン到来です。
画像は、雷雨後の下仁田ネギ畑。
(ちなみにウチのネギ畑ではないです。排水には気をつかっているので)
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