あたまの引き出しに、「下仁田ねぎ入りナポリタン、シモニタン!」 っていう、ゆるい(個人的にはプリティな)駄ジャレが長い間ずっとあって、、もう一方で、本場の下仁田ネギ農家のソンな (正直者がバカをみるような) 現状をなんとかしたいという気持ちがいつもあって、そのふたつをうまくドッキングさせ、本場の (2度植え替えをした) 下仁田ねぎ入りナポリタン、シモニタン! というのを作って、脱力系ローカルグルメというか、ちょっとばかり話題になれば、永年伝承されてきた栽培方法を守り、1年以上かけて作っている下仁田町認定・下仁田葱の会・会員の農家にとって、とっても助かるなぁ・・・と、思ったのです。
と、ここで下仁田ねぎについてと下仁田葱の会の現状を記しておきます。飛ばしてもOKです。★↓
【下仁田ねぎについて】
下仁田ねぎは、ブランドご当地ネギのように思われていますが、種が流通しているため、近年、下仁田町以外で盛んに作られるようになりました。つくり方も様々、ブランド野菜のイメージに乗っかって現在いろいろな地域でいろいろな下仁田ネギが作られています。
【下仁田葱の会の現状】
「葱の会」 発足当初は、100戸の農家が会員でしたが、高齢化で減り続け、現在では70戸ほどの農家ががんばっています。
近年、地元下仁田でも伝統の栽培方法を今の時代に合わないと否定する町外の農家のような省力栽培農家が増え、本場・下仁田ねぎ栽培の看板である夏の植え替え風景は消えつつあるのが現状です。
流通している一般的な下仁田ネギとちがい、一年以上かけ、永年伝承されてきた春と夏に2度植え替えをする栽培方法を守ってほぼ手作業で作っているため、大量生産できません。
半年くらいで作ってしまう下仁田ネギにくらべ、栽培期間が長いので天候に大きく左右されますし、栽培が難しい葉っぱの短い原種にちかい下仁田葱なので、クズ葱と呼ばれる細モノや規格外品がたくさん出ます。
そういった ”クズ葱” と呼ばれる贈答に向かない細物 (S~Mサイズ) のロスや、年明けの下仁田葱の会の下仁田ねぎの有効活用できたら、シモニタンですこしでも話題になり知ってもらえたら、報われるというかちょっとだけ楽しくなるような気がするのです。
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田舎だととくに駄ジャレ系は嫌がられる傾向にありますが、ちょっとバカバカしい感じのものはキャッチーで目を引きやすく、メディア受けも良いと思います。
また、本場の農家の危機を地域の飲食店が支援!的な内容は、トピックになりやすくメディアは好きです。
ばかばかしいネーミング×シリアスな内容というコントラストがミソです。
とはいえ、すでに深谷では深谷ネギ入りナポリタンもありますし、その他ご当地ナポリタンとして、玉ねぎが乗っているのが特長の八王子ナポリタン、福岡のナポリタンは半熟卵のせ、チャポリタンはちゃんぽん麺で作ったナポリタン、「何歩歩いたん」 はDTガキ使のいギャグ等、今ごろ感は否めなく、わたしがグズグズしているうちに下仁田の駅前レストラン、「ヒロ」 さんが先冬にフライング気味に始めてしまったので (苦笑)今冬中になんとか 「シモニタン」 の定義的なものを記しておく必要があり、超繁忙期で疲れ果ててる身体にムチ打って書いている次第です。
画像は、「れすとらん ヒロ」 さんのシモニタン (ミートソースです)
で、ナポリタンといえば、ソーセージ、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームをトマトケチャップをベースにしたソースで,少し柔らかめに茹でたスパゲッティを炒めて、皿に盛り、これを、「タバスコ」 という辛い香辛料をかけて食べるのでありますが、本場の下仁田ねぎはカルボナーラにも合いますし、ペペロンチーノもいけます。
本場イタリアでナポリタンに一番近い 「スパゲッティ・アッラ・アマトリチャーナ」 という、パンチェッタや玉ねぎ、トマトに唐辛子を会わせたソースで食べるパスタもありますので、シモニタン=下仁田ネギたっぷりのアマトリチャーナ風でもいいですし、なんならシモニタン=本場・下仁田葱の会・会員の下仁田ねぎを使用したパスタ全般、っていうのも幅があっておもしろいと思います。
シバリは、「下仁田葱の会・会員の下仁田ねぎのみを使用に限る」 のみ。
◆その他応用編。
* シモニタンD (ドリンク) 2種類レシピ有り
* シモニタンカレー (玉葱の替わりに下仁田葱)
* ピッツア・シモニターノ (植え替えをした下仁田ねぎのピザ名称)
* 下仁湯/下仁タン: 汁物料理を中国語では湯 (タン、tāng) と書き、下仁田ねぎと薄切りしたコンニャクのコンソメ
※すべて、下仁田町認定・下仁田葱の会・会員の下仁田ねぎのみを使用に限る。会員以外の下仁田産は不可。
(メニュー等に下仁田葱の会・会員の名前を掲げてもらうとか)
こんなことを10年くらいぼんやり考えていて、やっと書く気になったわけですが、なにぶん私には物事を事務的に進めていく能力がはげしく欠落していまして、(敵は多く人望はなく)つきましては 『シモニタン・ソウル・プロジェクト/シモニタン計画』 を一緒に具体的に前に進めてくれる実行委員ような人がいたらとってもありがたいのです。
(あまり難しく考えることなくワイワイやりながら、テレビとかで取り上げられちょっと話題になればいいかなと)
ちなみに、下仁田町認定の下仁田葱の会・会員の下仁田ねぎは、道の駅 「しもにた」 で買えますし、(Mサイズのみ、規格外品は購入できるよう道の駅側に話しておくことは可能です) 個人的には飲食店が下仁田葱の会・会員のイチ農家を支えてもらえるようなシステムができあがれば良いなと思います。
まあこんなブログで募集・支援要請しても、いままであまりうまくいったためしはないのですが、それでも皆さまのご参加ご協力をねがってやまないのです。
【参考動画 】
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ピンバック:シモニタンの下仁田ねぎ - 下仁田ファーム
ピンバック:下仁田ねぎの一本揚げとシモニタン - 下仁田ファーム