東山魁夷 というと日曜版の新聞などでよくみられた、
緑のグラデーションの森・白い馬・湖面という絵のイメージで、
正直言ってあまり好みではなかった。
が、先日たまたまみたネット記事の、ブルーの障壁画にひとめぼれ。
その記事↓
【圧巻の唐招提寺御影堂障壁画に注目。生誕110年、東山魁夷の大回顧展が国立新美術館で開幕】
襖いっぱいに描かれた波のブルーが、ブルー好きににはたまらなく
見た瞬間、こころを鷲掴みにされた。
見に行くべし!
運よく近くに上京の予定があったが、運わるくその日は夜に会議の予定も入っていた。
東京での用事が終わって、会議にあわせてひきあげる時間を考えると2~3時間しかなかったが、
(浅草橋の包装資材店に行く予定を変更して) 国立新美術館へ行ってきた。
実物はうっとりするほど圧倒的で、観ているだけでさざ波、さわやかな潮風を感じられるくらい、
気持ちよくなる襖絵であり、色だった。
この襖絵の部屋で寝たらあまりに気持ち良さに身体がトロケてなくなってしまうんじゃないか、
死ぬときはこの襖絵の部屋で眠るように死ねたら最高だろうなあ・・・、
仕事がら身体が万年重く硬い身のわたしとしては想像するだけで昇天なのだった。
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