ネットでたまたま見た石仏の画像の表情が、なんとも言えず引きこまれた。
調べたら、かの岡本太郎も大絶賛した石仏とのことで、
今回の旅行、茅野の藤森建築のちかくということもついでに行ってきた。
藤森作品については、あまり調べないで出かけて、
ちょっと恥ずかしい思いをしたが、(ひとつ前のブログ記事参照)
こちらは岡本太郎も大絶賛ということもあって事前にいろいろ調べた。
● 「万治三年」 と銘があるので 「万治の石仏」 と呼ばれていること。
● 参拝方法なるものがあるということ。
《参拝の仕方》
一. 正面で一礼し、手を合わせて 「よろずおさまりますように」 と心で念じる
二. 石仏の周りを願い事を心で唱えながら時計回りに三周する
三. 正面に戻り 「よろずおさめました」 と唱えてから一礼する
● 参拝方法が後付けの創作ということ。
「万治」 に引っかけて 「万 (よろず) 治 (おさ) まり」
なので、商工会議所と観光協会による創作参拝方法にまんまと踊らされるのは
ちょっとマヌケだよなぁ・・・。
以前、みのもんたの番組で取り上げられたようだが、*1そのテレビをみた観光客などが
「3べん回ってワン」 のごとく 石仏のまわりを三周しちゃうんだろうなー、と思った。
諏訪大社の駐車場に車を停め、ちょっとお参りして (画像・左上。右は有名な御柱)
石仏に急ぐ。
というのも、その日の予定が 茅野・藤森建築 → 諏訪・万治の石仏 → 木曽路・奈良井宿、と
詰まっていて、じゃんじゃん周らないとホテル到着がかなり遅くなってしまうのだ。
途中、浮島社という川の中洲の小さい橋をわたるのだが、
手前で60歳くらいの夫婦がもたもたしていたので、スピードをあげて一気に抜き、石仏へ。
かみさんは、《参拝の仕方》 の書かれた看板をチンタラ読んでいたが、わたしは無視して石仏を眺めていた。
頭と胴体のアンバランスの妙とお顔の表情の豊かさを感じていたら、
自然と拝みたくなり、気がつけばかみさんと三周まわっていた。
わたしらの後に前出の60歳くらいの夫婦がつづき、そのあとに30歳代くらいのカップルがつづいた。
六人の先頭で周りながら、やっぱりちょっとマヌケな感じがした・・・。
画像・右下は、岡本太郎の碑。
*1 ) みのもんたの番組で首が伸びる石仏として (コケシのように頭部分が胴体に差し込まれているので、
隙間にたまった雨水などが凍結して、霜柱のように頭部を押し上げる現象が「首が伸びた」として話題になったとのこと)
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