まだ在京の頃 (2002年 )、渋谷のパルコ pt1・洋書 LOGOS で、
ドット模様の甲虫が描かれたアート本に目が行き、
その帯に自分と同じに苗字を見つけたときは、心底おどろいた。
『Takehito Koganezawa : drawing/小金沢健人 : ドローイング』
以前、このブログでも書いたけど *1 、東京のころは、たとえば、病院とか大人数のいるところで、
「こがねざわさーん」 とコールされれば、それはもれなく ”わたし” だったくらい独占状態だったし、
下の名前要らずだった。
それくらいマイナーな MY 苗字 (小金沢) だけれど、一時は全国区だった時期がある。
90年代初頭の、のどスプレーCM、「歌手の小金沢君」 の登場だ。*2
CMのせいで5年くらい、「歌手の~」 と言われた。
(東京こそ1,2年くらいで言われなくなったが、その後3,4年、地方へ営業に行く、名刺を出す、
「あ、歌手の」 と言われるので、最後のほうは面倒になって、「ええ、遠い親戚なんですよー」 と答えていた)
そんなこともあってか、自分の苗字はあまり好きではなかった。(過去のブログ参照 *3 )
かといって、やっぱり気になるのが自分の姓というもので、
東日本大震災のとき、津波で流失した気仙沼線にある無人駅 「小金沢駅」 には、
ぜひ行かねばと思ったり、山梨にある 「小金沢山」 にもいずれ登ってみたいと思っている。
だから、文頭のアーティスト小金沢健人氏が、「ベルリンからの帰国後初の個展を開催」
という記事をネットで見つけた途端、行くことが自動的に決まった。(開催場所が高崎ということあり)
で、先日、鑑賞してきました。
画像・上段左; 1F
画像・上段右&中段左; 2F
画像・中段右; 3F
画像・下段左; 階段部分
画像・下段右; PRESS RELEASE
なにも考えずに、空間にひたる心地よさと楽しさを感じてもいいし、
「行間を読む」 感じに鑑賞してもいいし、創造力・発想力の肥やしにするもよし、
全国の同姓の方、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
◎行為とモノを連想でつなぐ。小金沢健人がベルリンからの帰国後初の個展を開催
*1 ) 2013/6/3 『田中さんやら鈴木さんにはわかるまい』
*2 ) フィニッシュコーワ CM 【小金沢昇司】1992 コーワ
*3 ) サイズ感のある名字の法則
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