いま時期、下仁田のネギ農家に、ネギについて聞けば、
たいてい、「くやーうんめん」 というはずです。
「クヤーウンメン」 と片仮名で書くと
なにやら東南アジア系の料理名みたいだけれど、
意味は、「食べれば、おいしい」。
いま時期の本場の下仁田ねぎは、「くやーうんめんだよ」
とひとこと言わないとならないほど、寒さと乾燥で葉っぱが枯れ込み、
丈もちぢんでみすぼらしくなっています。
寒さは甘味を増し、乾燥は水分を飛ばすので、
味が凝縮されて濃厚になるのですが、
本場の下仁田ねぎを知らない無知な人から、
古いのでなくて新しいの下さる?
なんて声が未だに上がるので、
いやぁ、くやーうんめんですよ、
となるのです。
逆に、いま時期、葉っぱの青々して縦にも横にも大きい、
長ネギのお化けのような下仁田は、味がふつうのネギ味で、
硬くて噛みきれないものが多いとよく耳にするので、
くやーまじいん、もしくは、くってもうんまかねー、
となります。
※下仁田ファームの下仁田ねぎ、
くやーうんめぇですので、皆さまぜひ!
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