中之条ビエンナーレ。
前回2015年のときは行けなかったので、4年ぶりの3回目。
初めて行った2011年のビエンナーレ以降、
四万や沢渡など温泉にも毎年のように足を運んでいたから、
中之条の町のスケールはだいたい頭に入っているが、
今回は参加アーティスト数162組ということで、
もう始めから全部見る気ナシ、
車で周るのにちょうど良さそうなコース、
好きなエリア中心に見ることにした。
画像・詰め合わせをちょっと解説すれば、
画像上段・左1、2 ; 歩くと素敵な気分になる赤岩集落の、西島雄志氏のシカ2頭 (OUT&IN)
以前、 2011年のときの冨澤住宅の展示もよかったが、今回も◎
画像上段・左3 ; 帰り道、夜の和美峠で本物のシカ (雌鹿) にバッタリ。
画像上段・左4 (右) ; 花楽の里でみたアサギマダラ (浅葱斑) という蝶。
画像2段目・左1 ; 沢渡に行く途中の作品。黄金色に染まる田んぼとメタリックのコントラストがよかった。
画像2段目・左2 ; 左1の頭上の雲。グレイッシュ・ブルーの空とモコモコの雲に思わず見惚れた。
一枚ずつの解説がめんどうになったので、以下省略。
さて、昨今、あっちこっちの自治体で 「アートで町おこし」 ブーム。
その宝探し的おもしろさで(というか、普通の観光地・景勝めぐりが大通りだとすると、
地域アート祭はよそ者が地域の横道裏道に堂々と入っていけるおもしろさ)
わたしもあっちこっちの地域芸術祭に行っている。
あっちこっちでいろいろ見ているせいか、
ありがちで似たような作品に遭遇するとハズレた感がハンパない。
今回は、周ったところがハズレたのかハズレが多かった気がする。
(以前はハズレも楽しめたが、いまは体力的・時間的にソンした気分でどっと疲れる)
やっぱり、こじんまりした趣味の世界のような作品よりも、
ハッとするような作品、強い個性やエネルギーを感じる作品が好み。
でもって、地域アート祭のいいところ (うらやましいところ) は、
イベントを通して地域社会の感度があがるところだが、
中之条もそんな感じ、確実にきれいに、美しくなっているような気がした。
天気に恵まれたせいか作品よりも、山あいののんびりした田んぼ風景、
道沿いの赤いサルビア、赤岩地区の水の流れ、花楽の里でみたアサギマダラ (浅葱斑) という蝶
などが、こころを打った。
中之条ビエンナーレ2017
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