バイブレーション・テーブル2017が終わった。
ことしはDJをやらなかったからか、あっけなく終わった。
(去年のブログに書いた通り *1 、ことしからDJ機材は提供したけど、
プレイは一切しなかった。それに、DJ希望の若い参加者が多かったり、
その他いろいろあって)
前々から、バイブレーション会議で下仁田の野菜をもっと!
的な意見を言われていたこともあって、今回は八百屋に気合いを入れた。
タープテント、オリジナル幕、ディスプレイ用小道具・小物などけっこうお金をかけた。(画像・上段中)
また、4日前から栗を集め始めたり、里芋掘り、秋茗荷採りなど野菜集めにも時間をかけた。
お買い上げ後の野菜の(帰るときまでの)”お預かり”や、つめ放題などその他準備・工夫もぬかりなくやった。
が、あまり売れなかった・・・(苦笑)
おカネと時間をかけたけど、去年より売れなかった。
そんな感じで、あっさりとあっけなく終わったバイブレーションテーブル2017、
今回8回目ということで、8th Wonder、という副題がついていたが、
七不思議に次ぐ八番目の不思議・驚嘆はあったのか?
と問われれば、まあ地味な驚嘆がいくつかあったので書きだしてみれば、
ことしも、「去年もここで(野菜を)買ったのよ」 という地元の年配の方が数名いたし、
出演者 *2 から 「ことしはDJやらないんですか?」 「やらない」 と答えたら、
去年の選曲の方がよかったとお世辞でもうれしい言葉をもらったりした。
その他、雑感。
バイブレーションは今年で8回目。
8年前、群馬県内に野外音楽フェスなんて数えられる程度だったが、
いまやあっちやこっちでの、野外音楽フェス流行り。
わたしは今年で帰農して11年目。
10年ちょっと前、下仁田にもどって帰農したときは、世の中、
農家=貧しい・汚い・キツイの底辺職業だったのに、
ここ5年くらいで、厭になるほどの農業ブーム。
(個人的には誰もやりたがらない職業だったから、帰農したのだ。 以前の記事参照 *3)
バイブレーションが、じょじょにローカル色が薄れて巨大化したのに対し、
わが下仁田ファームは本場の意地もあり、群馬県産として薄まるより下仁田産にこだわって、
濃く深く突き進んでいろいろと狭くなった。
(どうも性格的にスケールを追うことが駄目なようだ・・)
なんだか巨大イベントのなかで、個 (または孤) を感じたような具合になったが、
バイブレーションがなかったら、もうただの意固地の偏屈農家になりかねないから、
そういう意味で、バイブレーションはわたしにとって貴重なのだ。
【画像・詰め合わせ】
上段・左;早朝のTシャツ・ディスプレイ。ナイス!
上段・中;うしろのバナーは、20年くらい前、池袋のP’パルコでセレクトショップをやってたころ使っていたもの。
FBでは当時の友人から懐かしーとコメントがついた。
上段・右;馬山保育園のネギドラム!
中段・左;グラス・ステージ。今回は八百屋だけだったので余裕もあり、東京の友人とブラブラしてみた。
中段・中;日中、温度が30度近くあがって、わかいDJが熱中症気味でダウン。
野菜も、シシトウ、ピーマン、ナスが強い日射しと袋内温度の上昇でヘタの部分などが溶けてしまった。
中段・右;毎年恒例、風船エンディング。
下段・左;ティピ内のローソク。
下段・中;アフターでがんばるDJ P₋GRIP。
下段・右;ファイヤーダンスのフルコース
打ち上げでのBBQがあたって、―たぶんよく焼けてない肉 (豚) を食べたのだと思う―
夜中に腹痛で起きてそのあとトイレから30分くらい出られず。
*1 ) 2016/9/15 『バイブレーション・テーブル第七天国~B面』
*2 ) 台湾ベイビー/筑前守
*3 ) 2017/8/2 『古傷と農サンキュー』
.