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つばくろとコソ泥

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こんにゃく芋の植え付けが始まる春から夏~秋にかけて、
当農園のこんにゃく芋の貯蔵庫は、毎年開けっ放しになっていた。
それは毎年ツバメがやってきて、貯蔵庫の中に巣をつくるためでもあった。
去年、親父の手術・入院を機にコンニャク芋栽培をパッタリやめてしまった。
それはわたしが、コンニャク栽培における農薬 (ドロクロ) やボルドー液が
苦手だったってこともある。
空になったコンニャク芋の貯蔵庫は、下仁田ねぎの出荷作業場として使用した。
ネギのある時期には直接買いに来られるお客様も多いため、
釣銭やら売上金などが、貯蔵庫内の机の中など3か所に置いてあったが、
2月末にドロボーに入られ、すべて盗られてしまった。 *1
以来、貯蔵庫内に現金は置かず、戸締りをきちんとするようになって、
ツバメのやってくる季節になった。
昼間、ネギ苗の発送などでときたま戸を開けておくと、
ツバメ夫婦がひっきりなしに入ってくるが、
開けっぱなしにしていないせいか、巣作りまでには至らない。
ツバメにはたいへん申し訳ない――、とは思うが、
ちかごろ田舎も物騒なのだ。
かつてフーテンの寅さんは、劇中で、
「夏になったら鳴きながら 必ず帰ってくるあの燕 (つばくろ) さえも 
何かを境にぱったり姿を見せなくなることも あるんだぜ~」
と言ったが、これを境に姿を見ることはなくなるのかな・・・。
ということで、1曲。
『つばくろとコソ泥』 ならぬ、「ポリスとコソ泥」 ザ・クラッシュ

*1 ) 2017/2/28 『ドロボーに入られた』
.
Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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