『七人の侍』 と言えば、以前、このブログで 『好きな映画30本』 *1
とか何度か触れているが、一番好きな映画である。
初めて観たのは高校のころ、フジテレビ 「ゴールデン洋画劇場」 枠で
2週にわたっての、テレビ初放映でノックアウト、言葉にできないほど感動してしまった。
(テレビ画面サイズではなくて、スクリーンサイズだったから、
横に長く、画面の上下は黒い余白になっていた)
91年の劇場リバイバルのときは、一回観て、
最後の劇場上映なんて言われてたから、終了間近にもう一回観て、
ビデオでももちろん、すべてのシーン・セリフが頭に入ったくらい何回も観た。
田舎で農家になってからも、葱のことで心が弱まった時に1、2回観ている。
もう十二分に観ているから、いいといえばいいんだけれど、
たまたまネットで知り *2 、4Kリストア版の評判がすごく良いので、
ジワジワ行きたくなり、ネギで忙しい中、
午前十時の映画祭での最終日の今日、滑りこむように観てきた。
(MOVIX伊勢崎)
ひさしぶりに頭から通しで観て、新たな発見というか、気づいたことは、
鳥の啼き声のSE (サウンド・エフェクト) がふんだんに使われてるなーということ。
(やわらかい日射しのときのウグイス、森の中での複数種の啼き声、夜のフクロウ等)
これは、わたしが山間部で農家というアウトドアーな野良ワークを日々しているため、
鳥の啼き声、啼く季節・時間帯などいろいろわかるようになり、敏感になったせいだ。
それと、「つっころす」 「つっころされる」 という言葉。
(槍などで) 「突き殺す」 「突き殺される」 ということだが、
聞き馴染みのない言葉だから、新鮮に感じた。
あとは、マニアックなことを言えば、
水車小屋のジサマ (爺様) の竹槍かついだ後姿が、
あいかわらず、かっこいいなぁ と思った。
「やるべし!」 のセリフも。
※ 画像は、七人の侍・サントラを畑で撮ってみた。
*1 )2015/2/23 『好きな映画30本』
*2 ) 今回の4Kリストア版の情報は、女性の文筆家のブログで知ったのだけれど *3 、
上映情報を知ったのと同時に、「なんだ、(七人の侍は) 女性にもイケるのか・・・」
ということ知った。ということで、かみさんと連れだって観に行ったわけだが、
リアクションはうすく、期待外れだった。
*3 )小さな暮らし 4:七人の侍
.