左は、キウイフルーツの蔓 (ツル) の先端のグッド・カーブ。
天に昇る龍のごとく、しなやかでうつくしいカーブ。
丸くならず、欠けているからこその、躍動感。
それにくらべ、右画像、スギ林の中の蔓 (ツル) は、
丸まってしまって、どうにも間抜けな印象。
人間は年とともに丸くなるのが良しとされるが、
蔓はとぐろを巻くように丸くしておくと、
役目を終えたと思い、枯れてしまうという。
蔓はなにかにからまり頼らないと生きていけない。
補助金がないと生きていけない農家も丸めてしまったら・・・。
と、ついちかくの蔓のような補助金大好き農家を
思い浮かべてしまった。
その補助金大好き農家の人は、かつてわたしに
「正しいことをストレートに主張してもダメなんだよ。
物事には根回しが必要なんだよ」 と言った。
曲がりなりにもわたしは、行政や補助金に甘えることなく、
この10年、なんとかやりくりしている。
と、今回の 『カーブの世界』 、
いつものように直球ではなく、
ちょっとカーブをかけて書いてみました。
● 2013/5/25 『カーブの世界』
● 2014/10/10 『カーブの世界、その2』
※下仁田のはるか南の海上の、台風7号。
直撃しそうでしたが、ちょっと右にカーブしそうでよかった。
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