以前、このブログでも取り上げたフォークとともに、*1
使用頻度がもっとも高い農具が、地域では ”テンガ” と呼ばれる平鍬だ。*2
フォークのときにも書いたけれど、
良い下仁田ねぎを作るのには超強力な粘土質土壌が欠かせない。
でも、超強力な粘土質土壌は雨が降れば、まとわりついて困るほど粘り、
乾けばカチンコチンのコンクリートのように硬くなってしまうため、
道具泣かせの土壌なのだ。
で、使用していた 「テンガ」 の角が土壌負けして丸くなり、
硬いところの溝が掘れなくなってきたので、
思い切って新調した。(¥4678也)
角がとれて丸くなるのを良しとする人間様とちがい、
角がとれて丸くなった 「テンガ」 は使える道具から
疲れる道具に成り下がってしまうのだ。
*1 ) 2014/8/16 『折れ折れなオレ』
*2 ) テンガでググってもヒットせず、
「鍬 種類」 で検索し、”大正鍬” というのが正式名で、
大正鍬は、北関東を中心に関東地方で広く使われている薄い刃の平鍬です。
多くの農具は、土質・風土や栽培する作物などの特性から、
その土地の農家や鍛冶屋の方々の創意工夫のもとで発展してきたので、
それぞれの地域によって伝統的な造作をしています。
とのこと。
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