中高年と呼ばれる年代になってから、
肉を積極的に食うようにしている。
子供の頃、肉はきらいで食わなかったのに。
(豚肉。とくに脂身が駄目だった)
農家という肉体労働者になったのがもちろん大きいが、
頭のなかに「肉食わねば」と思ったきっかけ的なものがいくつかある。
たとえば、ソニー盛田昭夫の朝からステーキや、
黒澤明の肉代・月100万エピソードとか、
世界と勝負している人は肉なんだな、という認識が頭の隅にずっとあって、
で、たまたまテレビで見た秋吉敏子 (在NYで、80代の現役ジャズ・ピアニスト)
がステーキをガッツリ食べていて、それがえらくかっこよく映った。
歳喰って物わかりが良くなったような顔で、カスミでも食う年配者よりも、
肉を喰ってアグレッシブに生きている年配者のほうがかっこいいんじゃないかと思うようになった。
そんなわけもあってか、先日、トある蕎麦屋に入って、
「んん? 赤城牛 *1 」
と思ってよく見たら、「未成年」 だった・・・・。
ということで、着物姿で鍵盤をたたく若き秋吉敏子がCOOLなこの映像。
● Toshiko Akiyoshi Piano Trio(1958)
*1 ) 群馬県のブランド牛。
個人的に 「すきや連」 「SUKIYAKI JAPAN PROJECT」 等でお世話になってる鳥山畜産の牛。
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