ずいぶん前から、YOUTUBE の関連&おすすめのとこに、
たびたび、”JAPANESE RARE GROOVE” として出てきたから、
なんどか聴いてはいたが、「ふーん」 程度の印象だった。
で、さいきん、その曲のタイトルと歌詞を目にしてから、
「ふーん」 程度の印象が 「うーん」 と唸ってしまった。
前になんどか聴いたときは、イントロこそ 「おおっ!」 となったけれど、
イェーオー、アーイェー (YEAH OH、AH YEAH) と、
ボーカルが入ってから、だんだん 「ふーん」 な感じになった。
それが、コメント欄にUPされていた歌詞をたまたま目にして、
イェーオー、アーイェー (YEAH OH、AH YEAH) だと勝手に思っていた出だしは、
実は、”家の周りを” という歌詞で、そのあとに続く言葉 (歌詞) が
音楽以上にツボで、自分のなかの評価が、180度変わってしまった。
その曲。
● 細野晴臣 – 薔薇と野獣 (1973)
家の囲りを野薔薇の刺に
守られてはいるものの
山鳴りの響に怯える指先
一寸と震える
山に映る街の影が
夕日と共に色褪せると
牛乳色の空から 天使が降りて来て
肩をたたく
あまい夢を見させて
眠りを揺り起こさないで
今も僕は眠りつづける
家の囲りを野薔薇の刺に
守られて眠りつづける
頭を駆けまわる 暗いこのメロディー
くちづさむ
わたしは、家の周りが好きなのではなく、
ただ眠りつづけたいだけなのかもしれない。
ということで、70年代の細野作品をこのところよく聴いてます。
● 細野晴臣 Haruomi Hosono – Hosono House 1973 (Full Album)
● 細野晴臣 Haruomi Hosono – Tropical Dandy 1975 (Full Album)
● 細野晴臣 Haruomi Hosono – はらいそ Paraiso 1978 (Full Album)
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