農家ゆえ、当たり前だけど、畑にいることが多く、
その畑にはいろいろ生き物がいて、帰農したての頃はよく、畑のなかの生き物を撮っていた。
で、下仁田ファームHP内にそのコレクション頁をつくったが、
【 畑の中、および、その周辺の生き物たち 】 http://www.shimonitafarm.com/ikimono.htm
だんだん飽きてきて、どんどん忙しくなってHPの更新はストップしたままになってしまった・・。
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先日、下仁田ねぎの掘り取り中に、ちっこい米粒くらいの、
ヤケに赤くて、ミョーに赤い、見たこともないヤツが、
ゼンマイの切れかかったオモチャのようにぎこちなく動いていた。
畑には、まだ見たことのない、未知なるやつにたまに出くわす。
そういう意味では、畑は宇宙だ。
畑が宇宙なら、こいつは赤い彗星だ。
(ガンダム世代ではないけど・・・)
と、ここまで書いて、フト思った。
たいてい、この手のちっこい生物は、緑色とか土色、黒色、
目だたぬよう保護色なのに、なぜこいつは、わざわざ目だつような赤色なのか。
鳥目線でみれば、おいしそうな赤い実!としか見えないじゃないか。
小鳥についばまれたい願望のあるマゾヒスティックな虫なのか。
それともやっぱり、ただのガンダムファンで、シャア好きなのか・・・。
(ガンダム世代ではないけど・・・)
というか、あれか、
畑で赤 っていったら、トラクターしかないじゃないか。
もう面倒だから、こいつはトラクターを意識して赤なのだ、
トラクターになりたい虫なのだ、と結論づけることにした。
●小林旭 赤いトラクター
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