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いわしだまと海下仁田葱

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読み始めた本 (いちまき *1 ) が  、読み終わる前に
農繁期が始まった・・・。
農繁期に突入すると、くたびれきってしまい、
せっかくの読書の秋、秋の夜長に、本をめくる気力もなく、
ただ廃人のようにダラ~っとネットを見て過ごす程度が精いっぱいなのだが、
それでも朝、コーヒーを飲みながら、頂いた本 (いちまき *1 ) をチビリチビリ読んでいる。
(出版社の方から、読んでおもしろかったらブログで紹介してほしいとのことなので)
で、その本のなかで、ちょっとかっこいい言葉に出くわしたので、書きとめておく。
山くじら――。
猪の肉のことを昔 (幕末~維新のころ) は、山くじらと言ってたようで、
山くじら のどのへんがかっこいいと感じたのか、自分でもわからない。
ウルトラマンに出てきた怪獣 「ガマクジラ」 や、仮面ライダーに出てきた怪人 「ナメクジラ」
と発音が似ているけど、どっちもかっこわるいから、言葉のひびき的なものより、
言葉から発せられるイメージ的なものにビビッと来たのかもしれない。
ちなみに、同じ下仁田には、「やまふぐ」 さんというコンニャク屋があるが、
こちらは、創業者が考案した 「刺身こんにゃく」 が、まるでフグ刺しのようだったから 「やまふぐ」。 (おそらく)
山っていう単体だと田舎くさいけど、
山に海の物をくっつけると、箔がつくっていうか。
その逆もしかりで、ブタ野郎とかメス豚とか言われる豚だって、
海が付けば、海豚、人気者のイルカちゃんになるわけです。
わが下仁田ファームの下仁田ねぎにも、山なんとかにすれば、
無敵になるのではないか。
・下仁田ねぎ = 山しらこ
下仁田ねぎっていえば、白根を食べるから、海もの・白でパッと浮かんだ白子。
山しらこ、わるくはないけど、下仁田ねぎは別名・殿様ネギ、白子は精巣、殿様の精巣・・・?
下仁田だけに下ネタ? なんて思われるのはちょっとシャクだ。
・下仁田ねぎ = 山いか
下仁田ねぎを逆さにして、つまり葉の部分を下にすると、イカっぽい。
で、山いか。これはダメだな。イカの白根こと胴体はイカリングでお分かりのとおり、スカスカ。
富岡の下仁田ネギじゃあないんだから、中身が詰まっていないのは論外。
だいいち、山いか、ジャマイカみたいじゃないか。
・下仁田ねぎ = 山牡蠣
下仁田ねぎを斜め切りして、フライにすると、その形状からちょっとカキフライにみえる。
だから、山牡蠣。けど、山柿みたいで、渋いのか甘いのかわからない。
・下仁田ねぎ = 山いるか
当農園の下仁田ねぎは、ダルマ種と呼ばれる系統なので、直線的でツンツンしているネギに比べ、
丸みがある。その曲線というか流線形の感じがイルカっぽいといえなくもない。
まあでも、かわいい山イルカ (=下仁田ねぎ)を たべるんじゃねぇ!って、
どっかの白人に難癖つけられてもナンだし。
ちょっと考え疲れたというか、だんだんばからしくなってきたところで、
ひとつ浮かんだ。
・下仁田ねぎ = 山あんこう
下仁田ねぎといえば、冬の間の期間限定、そして鍋。まさにアンコウ!
アンコウ鍋は冬の代表的な鍋料理だし、「東のアンコウ 西のフグ」 にならえば、
「東の下仁田、西の九条」 でバッチリ合う。
惜しむらくは、アンコウのルックスがかわいくないのと、
山あんこーッと言い放ったときのひびきが、かっこよくない。
で、さらに考えた。
・あんこう = 海下仁田葱
ということで、海下仁田葱と書いて、「あんこう」 と読ませるのが GOOD。
画像は、イワシ雲ではなくて、いわし玉のような雲と下仁田ねぎ( 夏頃)
 *1 ) 『いちまき/中野翠』 http://blogs.yahoo.co.jp/yesornouca/68839680.html
雨の日にちょいと書き始め、簡単に済まそうと思っていたのに、
思いのほか長くなってしまって、きょうなんとか書き終えた・・・。
とっても書き疲れた・・・。
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Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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