北高崎のビストロ、『シュクル・キッチン』 に行ってきた。
キーマカレーにプレーンオムレツがのった、「シュクルカレー」 が
食べログなどですごく評判の店だけど、実はその店名が以前から気になっていた。
『シュクル』 という名前は、わたしも渋谷でアパレルの頃、
セカンド・ブランドを立ち上げるときの、ブランド名の候補だった。
(結局、べつの名前になったが・・・)
意味は、スワヒリ語で ”感謝” で、
わたしのもっとも好きなアーティストである、
ファラオ・サンダースのアルバムタイトルおよび曲。
(と同時に、ファラオ・サンダースの奥方の名。当時の、かもしれないが・・)
ファラオ・サンダース自体は、クラブ・ジャズとかレア・グルーヴなど聴く人ならおなじみ、
レジェンド的存在だけれど、数多いアルバムのなかで、「シュクル」 はとても地味なので、
かなりのファンか、あるいは単にスワヒリ語とかアラビック・ネーム好きな店主のどちらかだろうと。
で、すこし前、高崎に行く用があったので、確認に。
というかもちろん食べに。
ちょっと迷ってしまったけれど、無事に店にたどり着き、
ドア開けてすぐに、ファラオ・サンダースの絵が・・。
あー、やっぱり・・・(笑)
店内には、「シュクル」 とファラオの人気盤 「ラブ・イン・アス・オール」 の、
CDなくてヴァイナル (LPレコード) がしっかり飾られていて、またもやニヤリ。
(絵もブルー基調だが、この2LPもブルー系)
うれしくなって、声をかけようと思ったが、
寡黙そうな40歳前後くらいの店主が
一人でもくもくと切り盛りしているので、
営業のジャマしちゃわるいから断念――。
それでもやっぱり、会計時に、
「僕もファラオ・サンダース好きなんですけど、
店名が気になって食べに来ましたッ」 って言ったら、
いきなり表情がゆるんで、予想外に食いついてきた。(笑)
しばし談笑し、
「4年間やってて、(ファラオ・サンダース好きの人間が来たの) 初めてですよ!」
と言って、おどろいていたが、
わたしも、(オープンして1年くらいかと思っていたので)、4年もやっていたのか!
と少々おどろいた。
ということで、ファラオ・サンダース好きはもちろん、
しょうしょう待っても、おいしいカレーが食べたい、と言う方、
北高崎のビストロ、『シュクル・キッチン』 へ、ぜひ!
『シュクル・キッチン』に飾ってあった2枚のアルバムから1曲ずつ。
●Pharoah Sanders – Shukuru
●Pharoah Sanders – Love Is Everywhere
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