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雨の訪問者

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年に何度か、突然、当農園およびわたしを訪ねてくる人 (人達) がいる。
大抵、下仁田ファームのホームページやこのブログを見ていて、
それで突然、やってきた人で、遠路はるばる県外からの人が多い。
実家の住所をたよりにナビで来たり、下仁田の道の駅で聞いてやってきたり、
役場に問い合わせてやってきた団体もいたり。
でもまあ、会社ではないので、デスクとかに日がな一日いるわけはなく、
あっちこっちに点在する畑にいることが多い。
だから後で、実家の母から 「こういう人が訪ねてきたけど」 と
メモを渡され知ることになる。
先日、雨が一日中降ったり止んだりの日、
早めに仕事を切り上げて、自宅でのんびりしていたら、
お袋から電話があり、わたしを訪ねてきた夫婦がいて、
そっち (自宅) に向かってる とのこと。
程なくして、家の前に車がとまって、小雨の中、
わたしよりも幾分若そうな男女がでてきた。
男性は、キャップをかぶり、にこやかに、
○○大学 (わたしが在籍していた大学) で、
何度か会ってた、○○ですが、おぼえてますか?
と言ってきたが、おぼえていなかった・・・。
わたしは、いろいろ出来の悪いところのある人間だが、
人の顔をおぼえられないというのが駄目のひとつで、
人の顔をおぼえられない失敗談で、ブログを2,3つ書けるくらいだから、
30年前に何度か会った程度では、おぼえてないというか、
まるっきり誰だがわからなかった・・・。
大学では、パンクの恰好してて目立ってたからねぇ、*1
なんとなく面影がありますよ、なんて言われても、こちとら、
あたまのなかをどうほじくっても、なんにも思いだせない。
ごめんなさい、まったくおぼえてなくて・・・、
ととりあえず謝って、手がかりを探すため、
話しを聞くと、現在は山梨の桃農家で、
大学の頃は山梨の共通の友達を通して会っていたとのこと。
”山梨の共通の友達” とは、このブログの初期に何度か登場したことのある、*2
わたしの悪友のような男だ。
彼を通じて、わたしが最近群馬にもどって、農業を始め、
ホームページやブログなどを知り、ブログで植え替えが終わったことを知って、
やってきたとのことだった・・。
そういえば・・・、なんとなく・・・、
いたような・・気もしないでもなかったが、
やっぱり、なんにも思いだせなかった・・・。
小雨のそぼ降る、肌寒い夕暮れ、
家のガレージで、30年ぶりに会ったけれど、
懐かしさとか久しぶり感の微塵もないまま、
しばらく話をして、帰ってもらった。
たいへん、もうしわけなく思う・・。
*1 ) 大学のときは、クラスメートからパンクと呼ばれていた。
 自分では中途半端なパンクスだったと思っていたが、
 サーファーの全盛期だったこともあって、キャンパスでは
 思っている以上に異質で浮いていた存在だったのかもしれない。
*2)
●2007/4/4  『ヤオイもの』 の “や”   (ヤオイ=やまなし、おちなし、いみなし)
●2009/7/28 『超精密微細のハナシ』
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Posted in キオクのキロク

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