べつにカフェ好きってわけではないが、
この春オープンした、「エロイーズ・カフェ」 に行ってみた。
エロイーズっていっても、ちょっと前、ネットで流行ったフレーズ
「教えてエロい人!」 っていうほうの エロイーではもちろんなく、
(個人的には、ザ・ダムド -ぬるくなった後期- の 「エロイーズ」 って曲 *1 が思い浮かんだが)
明治時代から軽井沢で夏を過ごしてきた一人のアメリカ人、エロイーズ・カニングハム女史の名、
とのこと。
で、エロイーズさんて誰? って言われれば、
青少年音楽協会創立者で、(以下 めんどうなので Eloise’s Cafe のホームページ *2 から抜粋)
音楽を愛し、軽井沢に親しんだ彼女が、音楽家を目指す若者たちのためのホールを建てました。
設計を担当したのは建築界の巨匠・吉村順三。
30年余りの歳月を経て、青少年たちの夢を見守り続けたホールは雨風で傷み、取り壊しの危機に。
その夢と貴重な建築を守り、受け継ぐべく、2015年にカフェ&シェアハウスとして新たな物語が始まりました。
とのこと。
以前、このブログで取りあげたホテル・オークラ東京 *3 もそうだし、
なにより、近所にあった大養蚕農家の家屋 *4 は、すでに取り壊されて、
太陽光発電の巨大パネルが並ぶつまらない風景になってしまっている。
受け継がれ残されたものと、取り壊されたもの。
うつくしく残されたカフェで、取り壊された近所の大養蚕農家の家屋を想う。
自分にもっともっとチカラ、もしくはお金があったら、
あの大養蚕農家の家屋も――、
そう思うと、おかわり自由のアメリカンコーヒーが
やけに苦いものになった・・・。
*1 ) The Damned – Eloise ; https://www.youtube.com/watch?v=PVxILyr0f5c
*2 ) エロイーズ・カフェ ; http://www.eloise-cunningham.jp/
*3 ) 2015/3/16 『オークラにひたる』 http://blogs.yahoo.co.jp/yesornouca/68344182.html
*4 ) 2014/6/25 『胃酸が出過ぎる遺産』 http://blogs.yahoo.co.jp/yesornouca/67716588.html
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