渋谷でちいさなアパレルメーカーをやってたころ、
両親が一度会社をみたいと上京してきたことがあった。
このブログでは何度か書いたが、
田舎で農家という食べ物を作る仕事になるまでは、
(尊敬する人物が粗食だったということもあり)
食べ物にあまり関心がなく、食べ物で一喜一憂したくないと思うタイプの人間だった。
だから飲食店とかは、デートで使えるいくつかの店を知ってれば事足りたくらいなので、
親が会社にやってきたときも、お昼をどこに連れて行っていいかわからず、
結局、会社ちかくの商店街にある普通の蕎麦屋で3人で食べた。
あとになって、もう少し良いところでオイシイものを食べさせてあげたかったな、
もうちょっと店を知っていればな・・、あっここに連れてくればよかったな・・、
とか、後悔の念に少なからず駆られた。
きのうは、母親の半年に一度の、都内の病院の通院日だった。
診察は午前で済みそうだし、せっかくの上京だし、
(たまたまカミさんも仕事が休みだったし)
たまには3人で東京でオイシイものでも食べてこよう、と、
病院からアクセスが良くて、雰囲気がよくて、
一度、オープンから半年後くらいに行ってみたけれど、
貸切で入店できなかった、代々木VILLAGE、コード・クルックへ。(画像・左上)
画像・右上; 前に来たときよりも木々がフサフサになって鬱蒼としていた。
画像・下2枚は、雲丹とキュウリのパスタ、ハーブ豚のタリアータだけれど、
写真を撮らなかった、前菜の真鯛のカルパッチョとメロンのスープが美味しかった。
晴れではなかったけれど、暑くはない、
ちょうど良い気温のテラス席で、
変わった植物を観ながら3人で気持ちよくランチできた。
すこしばかり親孝行できた。
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