CL (UEFAチャンピオンズリーグ) が、いよいよ大詰めとなってきて、
たいへん楽しみであるが、ちょっと心配なこともある。
肉労仕事なので、夜ふかしはムリ、よって録画がキホンなのだが、
1試合分のテレビの録画許容量がなかったらどうしよう・・・、
っていうくらい、かみさんの、くっだらないドラマやらなにやらの番組が
捨てられないゴミのようにたくさん録り溜めてあるのだ・・・。
うっとうしいから、いくつか消して (削除) やりたいが、
あとでブーブー言われるのは、もっとうっとうしいわけで。
しゃあないから、自分で以前録って、まだ見てないやつを
見て消すことに。
で、観たのが、コレ。*
もうひとつの農協を作れ!
“ヤミ米屋” と呼ばれた男が仕掛ける農業維新!!
●カンブリア宮殿 Ryu’s eye(大潟村あきたこまち生産者協会代表・涌井徹)
村上龍の編集後記
大潟村の農家が挑んだ「権力との闘い」は、他に類を見ないものだった。
闘いを支えたのは、イデオロギーではなく、「生き延びる」という意思だった。
青刈り、これほど残酷な仕打ちがあるだろうか。
涌井さんたちの怒りは、団結を生み、アイデアあふれる戦略につながり、
やがてそれは、合理的で先端的な「農業 経営」に結実する。
「食管法」は、象徴的だ。
国民が飢えている時代には有効だったが、米余りの状況では農家を縛る悪法となった。
今後、再び食糧不足が起こったら、どうなるのだろうか。備えは充分なのだろうか。
わたしたちは、涌井さんの米への思い、愛情を、真摯に共有すべきではないだろうか。
自分の信念を貫きとおす生き方に、こころを大きく揺さぶられ、
魂にガツンときた。
ここ数年、たとえば、「下仁田ねぎぼうず園」 などために、
町に向かってがんばって ”イイコチャン” であろうとしてきた。
田舎のイイコチャンというもっとも自分に似つかわしく苦手なことを努め、
自分が変わることで、取り巻く環境がすこしでも拡がれば、と淡い期待をしてしまった。
それはそれで、わるいことではないと思うが、
ある種の、ぬるい空虚感のようなものがなかなかぬぐいきれない。*1
田舎にもどってすぐの数年間は、熱い思いと信念がときどきカラ回りして、
アチコチでぶつかったりもしたけれど、生きてる実感が強くあった。
なんだか、とりとめのない感じになってしまったが、
要は、消す (削除) するつもりで観たはずなのに・・・、
気持ちが弱まったときに、くりかえし観たいから、
消せなくなってしまった・・・!
う~む・・・・。
*こちらのページにも詳しく載ってます。
●行政や農協から「犯罪者」扱いされながらも… 秋田・大潟村「あきたこまち生産者協会」の戦い
【関連記事】以前、書いたブログ記事。ある意味、正反対のコメ記事。
●2014/1/18 『農家のドボンなつぶやき』
*1 )2015/2/16 『ゆでガエルと冬の寝床』
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