渋谷に居たころだったら、無駄な出費というか、
まず考えることすらなかったと思う。
田舎にひっこんだからこそ、思いついた。
どうせなら、せっかくだし、
改装前に一回くらい泊まっておこうとオークラへ。
《参考記事》
*マーガレット・ハウエル、〈ホテルオークラ東京〉解体計画に物申す!
*なくならないで、私のオークラ! MY MOMENT AT OKURA
オークラ・ランタンや低い椅子、モダニズム、時が醸しだす雰囲気を
改装前に味わっておきたくてオークラに行ったが、
謝恩会ギャルが賑やかにワンサカいて、閉口・・・。
(田舎生活が長くなって、そういうシーズンというのをすっかり忘れていた)
それでも、麻布十番のフレンチ焼き鳥とワインの店で晩を食べ、
夜遅くにホテルにもどったら、ロビーが静かに、人もあまりいなくなり、
低い椅子にすわり、オークラ・ランタンを眺めながら、
しばらく極上の空間にひたることができた。
いつまでもひたっていたいくらい心地よかった。
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