先日、高倉健が亡くなったとき、以前、新聞でみて書き留めた
建さんのインタビュー記事の言葉を思いだした。
もう一度読み返したくて、そのメモ帳を探したが見つからなかった・・・。
が、きのう別のものを探していたら、そのメモ帳が出てきた。
書き出してみます。
「どこにでも行ったね。僕はすぐに甘えちゃうから、厳しいところをどんどん選んだ。
自分を磨くってことは痛いよ。だって削っていくんだもん。芯しか残らないんだよ。
でも、やるぞって思ったら、その時しかないんだよね。
いろいろ言っているうちにみんな年を取って死んでいく。
時間は意外とないものですから、飛び出していかないといけないね」
~高倉健インタビュー記事より抜粋~
陽明学における事上磨錬 (じじょうまれん) や知行合一 (ちこうごういつ)
の考えに通じる言葉がこころにひびき、思わずメモ帳に書きとめた。
さて、今週末はこのクソ忙しい時期に選挙だ。
身を削るというよりは、自分の身 (ポスト) を守る、保身に懸命といった印象の人、
頭ばかりで実践・行動力のない、命がけで仕事を完遂するイメージが湧かない政党の人
など、溜息しか出ない。
香港の若者のあの熱い気持が、ある意味うらやましくもなる。
候補者名に、「高倉健」 と書いた票があったら、
それはわたしの1票かもしれません・・・。
.