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「すき焼き応援県宣言」 のポスター

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 しもにた道の駅・野菜直売所では、シーズン中、毎朝、
 下仁田ねぎの納品場所抽選会が行われるが、
 先日、そのくじ引き前に駅長が、
 群馬県の「すき焼き応援県宣言」のポスターを貼っていた。
 わたしは、下仁田ねぎ&コンニャク芋の生産者として、
 いろいろなところで、(たとえば、『すきや連 *1 』 とかで)
 「すき焼きにかかせない、ネギとコンニャク (シラタキ) の町、下仁田からやってきました」 等、
 アピールしてきたので、個人的に 「いまごろ」 感は否めないが
 それでも、どっかの 「おんせん県」 のように 「すき焼き県」 と命名するのではなく、
 「すき焼き応援県」 にしたところは、なかなか良いように思える。
 そんなようなことを思いながら、ポスターを眺めていたら、
 隣りにいた、わたしと同姓だが親戚でもなんでもない年配の葱生産者が、
 わたしと同じようにポスターを眺めながら、話しかけてきた。
 「あれんなか、へえーるとあっちんだっつぅ~のぉ」
 (あれの中に入るとあっついんだってねぇ、の意味)
 えっ? なに・・・、すき焼きの中に入る・・?
 言っていることがサッパリわからなかったが、
 とりあえず、「そうすねぇ~」 とニコニコ答えた。
 「半袖でものぉ、あっちんだと。この間、テレビでいってたい」
 (半袖でも、あっついって。この間、テレビで言ってたよ)
 えっ? 半袖? 鍋の中で? えーっ、なになに・・・??
 もうわけわかんなくなって、頭のなか、はてなマークだらけ、お愛想の返答もせずにいたら、
 別の人に、「半袖でものぉ、あっちんだつわい」 と話を振っていた。
 なんだか朝っぱらから興味のないクイズを押し付けられたような具合になったが、
 しばらくして、わたしと同姓だが親戚でもなんでもない年配の葱生産者は、
 ポスターの中の群馬県のゆるキャラのことを言っていたのだな、とわかった。
 いまさら、ゆるキャラっていうか、
 猫も杓子もご当地ゆるキャラで、食傷気味・・・。
 以前、わが下仁田ファームもマスコット・キャラクターをつくろうとしたことがあった。*2
 名前は、「ネギーニョ」 とコンニャク猫の 「くにゃんこ」。
 イラストも描く友人のアーティストにお願いしてあったが、彼女の多忙なため、
 未だ名前だけ状態だが、たまたま覗いた 「すきや連」 関連の人のブログに、
  ~
  もう 「ゆるキャラ」 はやめましょう!って、私は何回も何回も申し上げています。
  ○○ (某ブランド野菜名) は美味いんですから、「ゆるキャラ」 なんて要らなくて、
  美味しい食べ方を知らしめれば良いだけだと思いますよ。
  ~
 っていう文章を読み、目が覚めました。
 まあ、ブームに乗る = 真似して追っかける、っていうのも、
 まぬけくさくて、性に合わないし・・。
 ぬいぐるみの中で 「あっちい」 より、
 ハートのあつい生産者でありたい。
 なんつって。
  * 1) すきや連:全国のすき焼き関係者の、すき焼き文化を広め語り合う会。
  * 2) 2008/4/16 「遷都くん VS こんにゃくん 」
    この記事を書いた後、ええい、下仁田ファームもマスコット・キャラクターつくっちゃおう!
    となった。
.
Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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