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地質VS食材

 イメージ 1

 たとえば、東京のスーパーマーケットの多くで、
 豆腐のとなり、コンニャク・コーナーにて、「下仁田」 の文字を見つけることができる。
 鍋の季節になれば、野菜売り場には、「下仁田」 ネギ。
 スーパーの売り場確保のため、全国の食品メーカーが凌ぎを削っている中、
 店内の2箇所で、過疎の田舎町の名前を見られることができる。
 食の大ブランド、「北海道」 だって、道内の市町村名が
 単独で2箇所で見られることはまずないのではと思う。 (サッポロは除く)
 これがどれほど凄いことか、どれだけ知名度をあげてるか、
 まったくわからない人がいるようで・・・。
 先日、下仁田IC 入り口 (出口) のところの、町の玄関というべきところにある、
 町の看板が、荒船風穴の世界遺産登録に合わせ、新しくなっていた。 (6月頃の話です)
 なぜ、「ようこそ、ネギとコンニャクの町、下仁田町へ」 ではなく、
 「ようこそ、地質の宝庫、下仁田町へ」 なのか?
 下仁田はネギとコンニャクだけじゃあない、
 ネギとコンニャクだけ特別扱いできない、
 という意見が、町の人間の中にあると聞いてはいたが、
 そういうことなんだろうか。
 すなおに、外から見た町の形・イメージの方が、
 「ようこそ」 にふさわしいと、普通に思うのだが・・・、
 ちょっと理解に苦しむ。
 なにも自分が農家だからという訳ではなく、
 たとえば、長ネギの深谷に行って、「ネギの町、深谷へようこそ」 でなく、
 「赤レンガの町、深谷へようこそ」 っていう看板だったら、
 ちょっとズッコケるというか、深谷に来た感じがしない、
 なんとも中途半端な印象の町に映ると思うが・・・。
 ネギとコンニャクがどうしても嫌なら、
 せめて 「食材の宝庫、下仁田町へようこそ」 とか・・・。
 このところ、東京の病院に母親がいるため、
 ちょくちょく下仁田IC を利用しているが、
 IC から降り、このウェルカム案内板を見るたび、
 恐竜の足跡の町とか大してアピールするもののない、
 特色のない町に来たようなトホホな気持になる・・・・。
 ※ 6月に途中まで書いて、「あまり町にケチつけるのも何かな~」
  とそのままになっていたものを、昨日の記事につづき、片づけました。
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Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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