8月の悪天つづき、それに伴う地按配(土のコンディション)のわるい状態での植え替え作業もあり、
(そんな状態でも作業をすすめないと、植え替えに適した時期内に植え終わらないので)
今年の下仁田ねぎの出来があまりよくなく、張り合いがない。
夏の植え替えは、植えた時よりも小さくなったり、根づかず腐ってとけてしまったり、
リスクがかなりある。
とりわけ、下仁田ファームで栽培している原種にちかい葉っぱの短い下仁田ねぎは、
主流の葉っぱも白根も長めの下仁田ねぎよりも弱いように感じる。
ちかくの、夏の植え替えをしないナス・コンニャク農家 *1 の
葉っぱの長い下仁田ネギが順調に伸びているのを見るにつけ、
はらわたの底あたりから、苦々しさとやるせなさが入り混じって、
口の中に突きあがってくる・・・。
中耕と施肥でいくらかでもでっかくなってくれー、
祈りながら中耕作業をした。
*1 )本場、下仁田馬山(まやま)地区の農家でも、市場出荷する人は、
植え替えしたネギも植え替えしないネギも値が同じため、
植え替えするのが馬鹿らしく、しない農家も少なからずいるのです。
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