“ 試合から試合へ(パルティード・ア・パルティード)” と言えば、
リーガ、アトレティコ・マドリー監督シメオネの言葉だが、
わたしの場合は、“ 畑から畑へ ( Field to Field )” 。
畑一枚、ネギが植え終われば、
休む間もなく、また次の畑でネギ植えの始まり。
トラクターで耕した畑に農機具で穴を開け、
そこに苗床から選別した(下仁田)ネギ苗を一本ずつ手で植えてゆく。
人力ゆえ、ハードワークしても限界があるが、
なんとか今月中に、作付予定の半分くらいは植えたいので、
朝早起きして作業開始時間を早めたり、食休み時間を削ったりして対応。
その反動というか、一時、疲労の第一波に襲われ、
身体全体が鉛のように重くなってペースが落ちたが、
気持が萎れそうになりながらもなんとか乗り切って、
ここ2日はだいぶピッチもあがってきた。
冒頭のシメオネ、本日4月30日、
CLセミファイナル向けての会見での言葉を抜粋してみる。
「勝てば40年ぶりのファイナル? 私のことはよく知っているはずだよ。
私は立ち止まり、何が起きるかを考えることを好まない。
仕事を続けることを好むんだ。
より良い仕事をするチームが試合に勝つと思う。
私はハードワークと意欲を信じている」
わたしも、立ち止まってはいられない。
いろいろなことに、負けてはいられない。
とはいえ、春の (下仁田) ネギ植え (仮植え) が終われば、
コンニャク植えが始まり、コンニャク植えが終われば、
雑草の伸び盛りの時期が始まり、
いよいよ夏の(下仁田ネギの)植え替えが(本植)が始まる――、
そう考えると、その終わりが見えない感じに、思わず試合放棄したくなる。
やっぱり、一畑一畑やっつけていくしかないのだ。
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