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サイコーの下仁田ねぎ

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 この冬は、スキヤキ文化を広めんと奮闘している浅草の老舗すき焼き名店 『ちんや』 様にて、
 わが下仁田ファームの下仁田ねぎも広めん!と取り扱っていただきました。
 
 で、その浅草ちんや六代目、ミスターすきや連でもある Sさんの
 連続1.470日更新の名物ブログに、当ファームの下仁田ねぎを取り上げていただいたので、
 さいきんでは STAPの小保方氏でおなじみの、「コピペ」 してみました。
 
 
  ~
  2014年3月14日   サイコ―!
 
  3月に入り下仁田葱のシーズンが終わり、「ちんや」 の 「変わりザク」 も新筍に切り替わる予定です。
  ですので、下仁田葱の取り扱いは今年はまもなく終わり、ということになりました。
 
  生産者の小金澤ファームさんに、そのことを伝えますと丁寧にも返信が来ました。
  「下仁田葱の名前は知っていても食べたことがない、という人が結構いますので、
  『ちんや』 様で取り扱っていただいたことで、知ってもらえた (食してもらえた) 人が
  確実に増えたことが生産者としてとても幸せに感じます。」
  (中略)
  「冬限定の扱いにくい 「下仁田葱」 を取り扱っていただき、たいへんうれしく感謝しております。」
 
  そう、すき焼き屋にとって、下仁田葱は扱いにくいのです。
 
  葱はすき焼きには必要不可欠
  ⇒ とにかく一年中絶対に欠品しては困る
  ⇒ 冬しか出ない下仁田は扱いにくい
 
  という図式は崩せませんから、下仁田の生産者の方が従来の葱とシェアを争う、
  という発想で営業なさると、それは徒労に終わると思います。
 
  それが 「名前は知っていても食べたことがない」 現実に繋がっている模様です。
 
  ですので、ここで 「食べ比べこそ食の楽しみ」 ということに、すき焼き屋が気づくことが大事と思います。
 
  食べ比べには不都合もあります。
  食べ比べをさせれば、お客様が「従来の葱が最高ではなかったのかも!」
  ということに気づいてしまい、困ります。
 
  しかし、お客様自身が、これだけ情報を持つようになった現在では、すき焼き屋が薦める葱だけを、
  お客様は黙って無批判に受け入れはしないでしょう。
 
  食べ比べをしてみたいのです。
 
  だいたいですよ、「最高」 って、何か一つに決める必要があるんですかね?
 
  ほにゃらら牛がサイコー!とか、
  なんちゃってサバがサイコ―!とか。
 
  弊ブログを読み続けている方は、私がそういうことを全く言わないことにお気づきと思います。
  「ちんや」 の肉がサイコー!とすら私は言いません。
 
  色んな食べ物があって、良さがそれぞれあるのであって、
  それを食べる側の人の味覚もまたそれぞれ、です。
 
  だから 「サイコ―!」 と言わないのです。
  食べ方だって色々試して良いのです。
 
  以前「ちんや」の精肉売店のスタッフは、お客様から、
  この肉はどうやって食べるのが美味しいの?と聞かれると、
  塩・胡椒だけして、牛脂を使って炒めて下さい。それが「サイコ―です!」
  と答えていました。
 
  尊大でした。そして阿呆とすら言えます。
  だから 「塩・胡椒だけでサイコ―!」 は止めさせました。
  今は色んな調味料を販売して、色んな食べ方を試していただいています。
 
  さらに申しますと、「サイコー!」 を止めると売り手として、とても気が楽です。
  最高と断定できるか判然としないもとを 「サイコー!」 と言い張る時の後ろめたさったら比類のないものです。
  それでも力んで言い張れば、阿呆に見えましょう。
 
  テレビやネットがランキングを好むのを視て、私はますますランキングが嫌いになり、
  止めた次第なのですが、止めて実にハッピーです。気楽です。
 
  読者の皆さんにも、お勧めしたいですね。
  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.470日連続更新を達成しました。
  ~
 
 ● blog、浅草ちんや六代目のすき焼きフルな日々:http://chinya-blog.com/
 ● HP、浅草ちんや ; http://www.chinya.co.jp/
 
 画像は、B1にある 「ちんや亭」 の黒毛和牛のハンバーグと、
 ちんや S 社長の FB記事より、ちんやさんで売られている当ファームの下仁田ねぎ写真。
 
 
 作り手側からすると、それでもやっぱり、サイコーの下仁田ねぎをつくりたい・・・。
 
 
 
 
 
Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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