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フラッパーとウォーホル

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 ちょっと前、地元・群馬の高崎市の映画館で、
 『小さいおうち』 という作品を鑑賞した。
 
 監督が山田洋次だから大ハズレはまずないだろうと、
 前知識なしに 「小さいおうち」 をチョイスしたわけだが、
 とても山田洋次らしい、じんわり良い余韻が残る良作だった。
 
 ただ、残念というか 「なんだかなぁ・・・」 というか、
 封切後3日くらいだったが、観客がわたしたちを含め、
 10人いるかいないかのスカスカだった・・・。
 (ゼロ・グラビティのときは、5,6人・・・)
 
 ま、その分、ゆったりくつろいで観られたからいいんですけど。
 
 
 で、先日、渋谷Bunkamuraシアターコクーンにて、
 『もっと泣いてよフラッパー』 という作品を観劇してきた。
 
 奇しくも、前出の 『小さいおうち』 に主演していた 「松たかこ」 が主役だけれども、
 別に大ファンというわけでもなく、単なる偶然です。
 
 ゴージャスで、ボリュームたっぷりで
 (6:30開演の、途中15分の休憩があって、終わったのが10時前)、
 とても豊かで楽しい夜を過ごせた。
 
 ただ、残念というか 「なんだかなぁ・・・」 というか、
 過疎ってる地元の映画館とちがい、びっちり満席だったのはいいんだけれど、
 (S席であったが) 席が窮屈で窮屈で、肩は凝るし、ひざやら腰やらは痛いし、
 身体のあちこちが岩のように固くなって、あと30分このままだったら、
 確実に石になっちゃうなオレ・・・、っていうくらいしんどかった。
 
 それでもまぁ、映画とちがい、
 演者と観客の一体感というか、拍手で終わる舞台はやっぱりすばらしくて、
 よかったことにはまちがいない。
 
 で、あくる日、六本木ヒルズ・森美術館で、
 『アンディ・ウォーホル展』 をやっていたので、
 ついでに鑑賞。
 
 作品自体は散々観た感があるので、特別にあたらしい感動はなかったが、
 若いヒトや女性でにぎやかな館内に、トーキョーはやっぱちがうなぁー、
 (年に2,3度はちかくの軽井沢や群馬県内の美術館にでかけるが、
 たいてい貸切状態の、静かな鑑賞が当たり前になっていたもので)
 と感心にも似た気持ちになり、もはや、彼の芸術性よりも商業的な成功のほうに、
 興味が移っている自分がいた。
 
 「僕を知りたければ作品の表面だけを見てください。裏側には何もありません」
                                ~ アンディ・ウォーホル
 
  ○山田洋次監督作『小さいおうち』予告編
   http://www.youtube.com/watch?v=p4JvkyrmRZQ
 
  ○渋谷Bunkamura25周年記念『もっと泣いてよフラッパー』
   http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/14_flapper/
 
  ○森美術館・アンディ・ウォーホル展
   http://www.mori.art.museum/contents/andy_warhol/
 
 
 
 
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Posted in キオクのキロク

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