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やれそれ、それやがれ

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 先週の、10年に一度クラスの超大型で強い台風26号が、関東に接近する前のこと。
 
 テレビのニュースでは、その台風について、熊谷の竜巻被害にあった家の人に
 インタビューしていた。
 
 まだ屋根にブルーシート被せている家の前で、被災者である初老の男性は、
 「なんとか・・ソレてくれれば・・」
 と祈るように言っていた。
 
 わたしもまったく同意見だった。
 
 そもそもわたしは、台風ってやつがきらいだ。
 
 在京のころ、マンションの9階・角部屋に長らく住んでいたのだが、
 目の前が東大駒場キャンパスの運動場だったため、視界をさえぎるビルもなく、
 冬の空気の澄んだ日には富士山も見えるくらい良いところだった。
 
 ただ、風の通り道だったらしく、風が地上の2倍くらい強く吹いた。
 
 のちに、「リンゴ台風」と呼ばれる、平成3年台風第19号のときは凄かった。
 もの凄い風で、ボロ・マンションのサッシ窓のガラスがブチ破られるんじゃあないかと思うくらい
 おそろしく吹き荒れて、結局、その晩はあまり眠れなかった・・・。
 
 以来、引っ越すときは1階~2階の低層階にしたほど、トラウマになった。
 
 それが、ベースにあるうえ、9月の台風で崩れた山道が  *1、
 傷口が広がるようにさらに崩れれば、上にある墓地が心配だし、
 農作物にとっても過剰な雨風はダメージになりかねない。
 
 だから、ソレてくれることを願っていた。
 
 結果はご存知のとおり、10年に一度クラスの超大型で強い台風26号は、
 予想よりも右寄りのコースをとり、わたしの住む地域は特別に大きな被害が出ることはなかった。
 農家としても、ひと安心というか、ソレてくれて助かった。
 
 そんなホッとした気分で、その日の朝のFBのニュースフィールドを見ていたら、
 「10年に一度クラスって・・・。なんか調子抜け~」
 といった内容のFBメイトのつぶやきをいくつか目にしてしまった・・・。
 
 「そんな君のところだけ、暴風雨になりますように」
 とちいさく祈っておいた。
 
 
 さて、週末また台風 (27号&28号) だ。
 日本からソレてくれることを願う。
 
 *1)参考記事;2013/9/16 『崩れてくれるな』
  http://blogs.yahoo.co.jp/yesornouca/66951528.html
 
 
 
 
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Posted in 百姓二揆(ヒャクショー・ニッキ)

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