7月の始め、お世話になってるコンニャク屋さんから、
植え替えで捨てるネギでいいから譲ってほしいっていう、知り合いの蕎麦屋がいるんだけどさぁ、
と連絡が入った。
植え替えで捨てるネギでいいから譲ってほしいっていう、知り合いの蕎麦屋がいるんだけどさぁ、
と連絡が入った。
下仁田ねぎの夏の植え替えは、春に植えて大きくなり密集状態の下仁田ねぎを掘り起こし、
狭かった畑の作の間隔をひろげ、ふたたび植えなおす作業だ。
狭かった畑の作の間隔をひろげ、ふたたび植えなおす作業だ。
その際、もう一度、選別しなおすのだが、クオリティがないもの、
形状が下仁田ねぎらしくないものなど、大量に捨てることになる。
形状が下仁田ねぎらしくないものなど、大量に捨てることになる。
先日、テレビ撮影の下見にきた制作スタッフが、その光景およびその話をしたら、
「いや~、さすがブランドですね~、ブランドですね~」 としきりにうなっていた。
「いや~、さすがブランドですね~、ブランドですね~」 としきりにうなっていた。
なので、本場下仁田・馬山でブランドしょっている身としては、
気乗りしないというか、ちょっと抵抗があった。
気乗りしないというか、ちょっと抵抗があった。
だが、聞けば、冷蔵保存していた下仁田ネギが、ほとんど腐って駄目になってしまい、
困っているとのことで、とりあえず引き受けることに――。
困っているとのことで、とりあえず引き受けることに――。
夏の植え替えの、選別もれした捨てるネギといっても、
昨今増えてきている、春蒔き秋収穫のスピード栽培の下仁田ネギよりはマシだし、
秋蒔きでも夏の植え替えをしないで秋出荷のお手軽栽培のものと変わらぬくらいのクオリティは
あると自負している。(とくに今回は、苗をぜいたくに使ったこともあり)
昨今増えてきている、春蒔き秋収穫のスピード栽培の下仁田ネギよりはマシだし、
秋蒔きでも夏の植え替えをしないで秋出荷のお手軽栽培のものと変わらぬくらいのクオリティは
あると自負している。(とくに今回は、苗をぜいたくに使ったこともあり)
それにその蕎麦屋さんは隣町のくせに早くから、「下仁田ねぎの天ぷら」 って看板を掲げていたのだが、
たとえば、3年ほど前に、ちかくのうどん屋 (蕎麦もある) が、下仁田ネギの天麩羅を始めて、
たとえば、3年ほど前に、ちかくのうどん屋 (蕎麦もある) が、下仁田ネギの天麩羅を始めて、
美味しいですよ~、なんて言っているのを聞いたときは、なにを今さら、というか今ごろナニ?って感じで、
地元民の感度の遅さに複雑な気持ちになっていたから、余計、隣町ではあるが 「下仁田ねぎ」 の
価値をわかっている店として自分なりに認知していた部分があった。
地元民の感度の遅さに複雑な気持ちになっていたから、余計、隣町ではあるが 「下仁田ねぎ」 の
価値をわかっている店として自分なりに認知していた部分があった。
「いやぁ~助かりましたよ! 下仁田ねぎの天ぷらって看板掲げてるから、普通のネギを使うわけにも
いかないし・・」 とご主人は笑顔で言い、一年中、下仁田ネギを使えるよう、いろいろ工夫・試行錯誤しながら
保存している、と熱く語ってくれた。
ということで、先日、その隣町のバイパス沿いにある蕎麦屋 『花まさ庵』 さんに食べにいってきた。
画像・下; 名物の 「とろろそば」 に 「下仁田ねぎの天ぷら」。
自分がかかわる (かかわった) 人・お店は、やはり応援したくなる。
下仁田ねぎ (あるいは農業) を通じて、もっともっとたくさんの人・お店を
応援できれば、と思う。
応援できれば、と思う。
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