メニュー 閉じる

メタセコイア

 イメージ 1
 
 小学校のころ、皆を楽しませてやろうしたイタズラが
 しばしば度が過ぎて先生に叱られ、
 「反省しなさい」 と校舎内の2階にあった日本間に閉じこめられるように入れられ、
 一人で正座させられたことが何度かあった。
 
 罰を解いてもらい、しょげて日本間を出ると、
 正面の窓の外の大きな木が、なんだかやさしく出迎えてくれるように感じられ、
 いつしかその木がお気に入りになった。
 
 ときどき気分が落ち着かないときなど、木の前の窓を開け、
 葉っぱに触れながらその木をボーっと眺めた。
 不思議と気分がスーっとした。
 
 それから、20年ちかく経って、新宿御苑を歩いていたときに、
 その木が、「メタセコイア」 という名だと知った。
 
          ◇
 
 先日、その母校が (といっても、わたしの頃の旧校舎はとっくに取り壊されているが)、
 3月までに取り壊わせば補助金 (=無料ではなく血税なんですけどね) が出るとかなんとかで、
 あっけなく更地になっていた。
 
 それらしき場所に木があるのが見えたので、車を降りて行ってみたが、
 「メタセコイア」 のようでもあるし、ちがうようでもあるし、
 葉っぱが落ちていてはっきり判別できない。
 
 なんだかちょっと小さいというか小粒感もある。
 
 あの 「メタセコイア」 はもっと大きく、
 遠くの世界を感じさせるスケールがあったんだけど・・・。
 
 画像・上 ; それらしき木。
 画像・下 ; 学校裏の崖からの変わらぬ風景。
 
 
 
 
.
 
 
Posted in キオクのキロク

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です